下痢と便秘に悩まされる場合(1)

下痢と便秘、両方に悩まされている方の原因を考えてみましょう。

下痢と便秘に悩まされる場合(1)

◆体質や食生活、運動量が原因である場合

まず、「普段便秘ぎみで、便秘が解消されるときに下痢になる」という場合です。

便秘の方は、便の水分が不足している、腸のぜん動運動が弱い、といった理由から、便がうまく排泄されず腸の中で便がますます硬くなるという悪循環になってしまっています。

もともと腸のぜん動運動が弱い、あるいは腸が便の水分を多く吸収してしまうというのは、もともとの体質の問題もあるかもしれません。

便秘が続けば、やがて腸も便でいっぱいになってしまいます。物理的に出さざるを得なくなりますが、腸の出口付近で蓋のようになっていた硬い便が出てしまうことにより、まだ水分が吸収されていない便も勢いで押し出てしまい、下痢になります。
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この場合、「普段から便秘のほうが多く、下痢のほうが少ない」「食生活で野菜が少ないという自覚がある」「運動量が少ない自覚がある」「お腹が張ることは多いが、ごろごろすることは少ない」というような方であれば、食生活の改善と運動量の増加で比較的容易に便秘・下痢を予防することができます

下痢を改善するために腸内環境を整えよう

とはいえ、なかなか食生活の改善も運動もなかなか難しいものです。食物繊維飲料を飲む、オリゴ糖を利用する、乳酸菌や納豆菌サプリメントを摂取するなどでも大きく改善する可能性がありますので、ぜひ試してみてください。

運動についても、激しい運動をする必要はありません。普段エレベーターを利用しているのであれば、朝だけでも階段を使ったり、寝る前に腹筋運動、あるいはラジオ体操のようにその場にいてもお腹に負荷のかかる上半身の運動でもかまいません。

普段なにもしていないというのであれば、たった1つの食事改善、たった5~10分の運動が大きく響きます。ぜひチャレンジしてみてください。

さて、下痢と便秘の両方に悩まされる方は、別のことが要因となっている場合も考えられます。
「下痢と便秘に悩まされる場合(2)」をお読みください。

◆下痢の原因が腸内の悪玉菌の場合

野菜、発酵食品、食物せんいなどが少ない食生活は腸内細菌(善玉菌)が増えません。また、体に良い発酵食品もとっていない場合は、さらに善玉菌が増えにくい状態に陥ります。さらに、毎日のストレスは悪玉菌の増加に拍車をかけます。
下痢の原因は細菌感染
そのため、腸内の悪玉菌が多くなると、悪玉菌が腸内で有毒物質を作り、下痢、軟便が続く原因となる場合があります。
おならが臭い方で、下痢が続く方は腸内の悪玉菌増加による下痢を疑ってみてください。

毎日の食生活を見直し、ストレスを上手に解消する方法を見つけましょう。
また、腸内の善玉菌を増やすサプリメントもありますので上手に利用しましょう。

ストレス解消法その①

ストレスの解消法の一つとして、まずは考え方をかえてみましょう。考え方を変えるという事はむすかしいようですが、実は誰でもできる事なんです。

例えば、「いまあるもので満足してみる」、たとえ貧しくても精神的に豊かにあるという意味で、「自分の分を知る」という事です。

目標を持つ事はすばらしいことですが、そのために自分の置かれた現状に対して否定的な気持ちばかり抱いていたのではかえって前進を妨げることにもなりかねません。

それより、目標には届かなくても、今の自分をとりあえず肯定して生きていく

「今の自分は発展途上だけど、今のところは、これでいい」と考えれば、無用なストレスに悩まされることはありません。

それによほどの天才でない限り、できることと、できない事があるのは当たり前です。出来もしないことを望んで、不満タラタラ過すよりは自分の能力に合った目標を立てて暮らした方が、心身共に健康でいられるというものです。
 
誰でもノーベル賞をもらえるわけではありません。まずは「自分の能力を知り」「自分は他人とは違う」「間違った食生活をしていたらかえればいい」「下痢に悪い環境を作っていたらすぐかえればいい」と単純に考えましょう。

下痢が続くと、何とか下痢が治らないものかと、必要以上に考えてしまいます。

下痢を治す方法はいくらもあるんだ!必ず治るんだ!というおおらかな気持ちを持っていましょう。

また、その他にもさまざまなストレス解消法がありますので、自分に合ったストレス解消法を見つけてみましょう。
腸内環境を強化すると、下痢の改善は早くなります。サプリメントなども上手に利用しましょう。