下痢が続く原因・冷え

下痢が続くときには殆どおなかが冷たいと感じることがあるのではないでしょうか。

下痢が続く原因・・・「冷え」

一過性の下痢や、こうした「冷え」や「冷え症」が下痢の原因になっているかもしれないことはもうご存知の方も多いことだと思います。

「冷え」が続くと、下痢の原因になるだけでなく、心身の不調を引き起こしかねません。生理痛がひどくなったり、不妊症の原因とも言われています。頭痛を伴ったり、疲れやすかったりすることもあり、負の連鎖となっていってしまいます。

冷え」を悪化させないためにも、食事は重要な要素となってきます。食べものにも陰陽があります。体を温める「陽性」のものと、体を冷やす「陰性」のものがあります。ですので、「冷え」を改善するならば、陽性のものを摂った方が良いということになります。

陽性の食品の例
玄米(弱陽性)、たまねぎ(中陽性)、人参(中陽性)、大根(中陽性)、黒大豆(強陽性)、魚卵(強陽性)、自然薯(極陽性)、黒焼き玄米茶(極陽性)などです。

陰性と食品の例
なす(陰性)、とまと(陰性)、じゃがいも(陰性)、生しいたけ(陰性)、バナナ(陰性)、砂糖(極陰性)、アーモンド(中陰性)などです。

私たちは毎日、知らず知らずのうちに口にしていたものが「冷え」を進ませてしまっているということあがります。だからと言って、「冷え」を招くものを全て排除することはとても難しいですね。昔と違って、現在は季節を問わずに色んな食材を食べることができます。

このことも「冷え」を悪化させているとも言われていますので、できるだけ季節の旬のものを摂りましょう。夏の旬のものは体を冷やすものが多く、逆に冬は寒いので体を温めるものが多いものです。

しかし、現代は夏でもクーラーなどで体が冷える環境にありますので、下痢になりやすい環境にもなっています。夏でも冷たいものはできるだけ避け、おなかは冷やさないようにしましょう。

また、「冷え」を招くからと言って避けていた食べものや飲み物も反対に時には摂った方が良いとされているものもあります。例えば、カレー(極陰性)、すいか(強陰性)オリーブ油(中陰性)など。

また、陽性の食べものでも毎日ではなくて、たまに摂る方が良いと言われているものもあります。例えば、はまぐり(中陽性)、イワシ(中陽性)、かつお(中陽性)、あじ(中陽性)、うなぎ(中陽性)、たこ(弱陽性)、いか(弱陽性)、イセエビ(弱陽性)、ひらめ(弱陽性)、鶏卵(強陽性)などです。

あまり神経質になりすぎるとそれ自体がストレスになってしまい、治る下痢が治らないとも考えられます。何でもほどほどに。「冷え」を招く食品を摂ったとしたら、次は温める効果のある食品を摂ればいいのです。

健康はおなかから始まります。“元気の元は胃腸から”というように、腸が健康であれば病気を寄せ付けない丈夫な体になります。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
腸内環境を整え、おなかの健康を守るのは腸内善玉菌達の活躍がなくては成り立ちません。腸内善玉菌を増やす食事や必要なサプリメントを上手に摂りましょう。腸内環境が整うと下痢改善は速くなります。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。

腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。

まずは食生活に気を付け、(体を温める食品を積極的に食べるなど)善玉菌を増やすサプリメントを上手に利用し、腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。