下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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下痢を改善するには?

下痢が続く方は大腸内検査

下痢が続く方は下痢の原因に大腸内視鏡検査

下痢の原因が分からず、下痢が慢性的に続く方は一度大腸検査を受けてみましょう。
下痢の原因が見つかるかもしれません。
では、どんな時に大腸検査をした方がよいのでしょうか。

下痢の原因を作る大腸とは

腸は十二指腸から肛門までを指し、小腸と大腸に大別できます。
小腸は食物成分を消化・吸収する役割を担っており病気にかかりにくい臓器です。

一方、大腸はよく耳にする病気だけでも、大腸ガン、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群などが挙げられ、病気の種類が多い臓器です。

その理由は、大腸に棲んでいる有害な物質を作り出す悪玉菌が小腸から送り込まれた食べカスを大腸内で腐敗させ、硫化水素やアンモニアなどをつくり出し、下痢になるなど様々な大腸の病気を発症させるからです。

腸には、体に有益な物質をつくり出す善玉菌や、未解明な腸内細菌を含む日和見菌が多数存在しています。
日和見菌は腸内で善玉菌と悪玉菌の多い方の影響を受けます。

つまり、日和見菌は善玉菌が多いと善玉菌の味方になりますが、悪玉菌が多いと悪玉菌に変身します。
悪玉菌の多い腸内は様々な病気の原因を作ります。

大腸を病気の発生源から健康の発信源に変えることができるには、善玉菌を増やして、いかに日和見菌を味方につけて腸内の働きを活性化させることが重要だと分かります。

下痢があるに関わらず次の様な症状がある方は大腸内視鏡検査を

①下痢ではないが、お尻を拭くと、紙に血が付いてくる方
洋式トイレは実にカラフルな色彩のものも多いようです。
更に便器の洗浄剤を使用していると水も着色され、便の色を直接観察することが和式のものより困難になってきています。





ですから、血便を見過ごす可能性があります。
お尻を拭くと、紙に血が付いてくるといった状態は血便の証しでもあるので、注意してください。

血便の原因は色々ありますが、自分はイボ痔だからと安易に自己診断しないようにして下さい。
確かにイボ痔の時が多いのですが、大腸ガンやポリープからの出血をイボ痔と思い込んでしまい、長期間放置する方もおられます。

ガンの場合、かなり進行した状態で見つかるケースも稀にあります。
お尻から血が出るということは、やはり何らかの異常があると考え、肛門と大腸の検査をしてみましょう。 

②下痢ではないが、時々、お腹が痛くなる方

お腹が痛くなる原因は様々です。


大腸ガンや大腸ポリープは粘膜(大腸の内側の表面)から発生しますが、大腸の粘膜は痛みを感じる神経が無いので、ポリープや初期の大腸ガンの際は腹痛が出ることはほとんどないのです。
大腸ガンが原因でお腹が痛いのであれば、かなり進行している状態といえます。

お腹が痛い他の原因としては、大腸憩室症、虚血性大腸炎、炎症性大腸炎、過敏性腸症候群、腸の癒着などが考えられます。腹痛の回数が多ければ、一度大腸内視鏡検査をした方がいいでしょう。

③下痢や便秘を繰り返す方

下痢と便秘を繰り返す方は過敏性腸症候群の方が多いのですが、大腸ガンの可能性否定できません。
検査してみましょう。検査すると安心できます。

進行した大腸ガンでは大腸が狭くなるために、排便がスムースに行えないために、便秘や下痢、便が細くなるなどの症状があります。

その他、便秘には加齢による腸の動きの低下、運動不足、ストレスなどの精神的影響、繊維質や水分摂取不足、甲状腺や糖尿病などの内科疾患が原因となる事があります。

症状から原因を特定するのは難しく、まずは大腸ガンではないことを調べて安心しましょう。

④最近、下痢が多い

大腸ガンで下痢様の症状が出ることもあります。大腸ガンが進行すると大腸が狭くなるために便が滞り、少しずつ便意を催すことがあり、これを下痢と勘違いする人がいます。

その他、下痢の原因としては感染性腸炎(細菌やウイルスの感染)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、過敏性腸症候群(ストレスや不安が原因)が考えられます。

⑤よくお腹が張る感じがする方

お腹が張って苦しい、腹部膨満感は、食べ過ぎ飲み過ぎで胃が膨らんだり、呑気症(無意識に空気を呑みこんでしまう)人や腸管にガス等がたまったりして起こるものです。慢性便秘やの方に出やすい症状です。

腸管のガスは腸内フローラのバランスが乱れて悪玉菌が増えてくると、異常発酵によるガスです。
また、根菜やイモ類、豆類などの食物せんいを多く含む食べ物や発酵食品を多くとると、ガスが発生しやすくなります。



更にストレスや胃腸炎などで胃腸の運動機能が低下や便秘が続くと、腸内に溜まったガスが排泄されずに腹部膨満感が起こります。

ただし、稀なことですが大腸ガンが進行して通りが悪くなっている状態なるとお腹が張る場合があります。
お腹が張る感じが続いている方には、大腸内視鏡検査をお勧めします。

⑥便が細い、大きな太い便がでない

以前はバナナ状の便が出ていたのに、最近、便が細くなった気がして、以前の様に太い便が出なくなった方は一度大腸内視鏡検査をしてみましょう。

便が細くなるのには、大別すると次の三つの原因があることが多いと考えられます。
1.腸の一部が狭い
2. 便がゆるい
3.肛門が狭い

1. 腸の一部が狭い

いちばん心配なものが腸の一部が狭いことで、原因として大腸ガンが疑われます。
腸の一部が狭くなると、狭いところを便が通過するために、自然と体が反応して便がゆるくなることがあります。
そのために便がゆるくなって、細くなることになるのです。

大腸がんは40代を過ぎると罹患率が増えてくる病気から便の細さが気になる方や、血便がみられるかたは、大腸内視鏡検査が必須となります。

2.便がゆるい

下痢というほどひどくはなくても、水分を多く含んだ便は、軟らかいのであまりいきまなくても出ます。
いきまないと肛門が大きく開かないので、自然と便が細くなるのです。
便がゆるくなる原因にも大腸ガンをはじめ、さまざまな原因が考えられます。

例えば、腸内環境の悪化の時です。腸内には、善玉菌や悪玉菌、日和見菌が2:1:7の割合で存在しています。


これらの細菌叢がバランスよく存在していればいいのですが、腸内細菌叢は、偏った食習慣や過労、ストレス、運動不足などによってバランスが乱れてくると、様々な腸内の不調が存在してきます。

また、過敏性腸症候群によって便がゆるくなる場合もあります。
過敏性腸症候群は、腸に炎症や潰瘍などの疾患がないのに、下痢や便秘、腹痛などを慢性的にくり返す病気です。

3.肛門が狭い

肛門が狭くなる原因は、慢性的な切れ痔です。
傷ができて治ると皮膚が若干、縮みます。
排便のたびに肛門付近が切れる切れ痔の場合、何度も傷ができては治ることをくり返すこともあるので、自然と皮膚が縮み、肛門が狭くなる人もいます。

マヨネーズの出し口の穴が小さければ、どんなに力をいれて絞っても、細いマヨネーズしか出ません。
便の状態と肛門の関係もこれと同じです。


健康的な便でも、肛門が狭くなっていれば、細い便になってしまいます。
なかには、鉛筆の太さ程度の便しか出なくなってしまう方もおられるようです。

⑦貧血が進行したり、体重減少のある方

貧血は、赤血球数が減少している、またはこれら赤血球の細胞内のヘモグロビン(酸素を運ぶタンパク質)の量が減少している状態です。

貧血そのものは、非常に重症になるまでは必ずしも危険ではありませんが、貧血状態は深刻な健康問題への大きな危険信号の場合があります
以下は貧血になった場合の注意点です。

・貧血は別の病気の徴候
貧血は、ある基礎疾患の結果なのです。
その疾患は比較的無害な場合もあり、非常に重篤な場合もあります。

貧血にはたくさんの原因があります。
鉄欠乏性貧血は最もよくみられる貧血のタイプの一つですが、これには重い生理、セリアック病、妊娠、結腸癌や、単に食事から十分な鉄分を摂取していないなど、比較的小さなことから、ガンなどの深刻な問題まで様々です。

・軽度の貧血でも重篤な場合がある
貧血は通常、数週間~数か月かけてゆっくり進行します
つまり、ガンのような深刻な問題による貧血でさえ初期に現れる場合があり、その時点の貧血は非常に軽度です。

しかし、貧血が軽度だと医師に言われた場合でも、より大きな健康問題が現れていることを示しています。
貧血の重症度は、原因の重大性と必ずしも一致しません。

大腸内で出血すると、貧血症状が出る場合があります。
大腸ガンの場合は、時間をかけてゆっくりと出血が進行することが多く、ゆっくりと貧血が進行します。
体重減少も大腸ガンの場合もあります。貧血が見られる方は一度大腸検査をお勧めします。

⑧血縁者(3親等以内)で大腸ガンになった方

家族はさまざまな因子を共有する共同体です。
家族は、血縁関係がある者同士なら遺伝的な要素を一部共有している可能性はありますが、それだけではなく、同じ環境で生活し成長することで、住環境、習慣、食生活、経済状況、価値観なども共有する場合が多いでしょう。

ですから、塩辛い食事の食習慣を好む家族であれば高血圧になりやすくなる、たばこを吸う家族がいれば肺がんになりやすくなるというように、遺伝的な要因を抜きにしても家族にある病気の患者がいる方は、そうでない方と比べて、その病気になる確率が高くなる傾向にあります。

例えば、遺伝子で決まるのはスタート地点がそうでない人に比べて、生まれつき病気になる確率が高い位置にあるということです。

大腸ガン、大腸ポリープは遺伝傾向が強いガンとして知られています。
大腸ガンの約50%が遺伝性とも言われています。

血縁者(3親等以内)に胃ガンや大腸ガンの方がいる場合は要注意です。是非、定期的に検査をしましょう。

⑨便潜血で1回以上陽性になった方

便潜血検査は大腸ガンのスクリーニング検査です。
1ml中に1/1000万グラムという程度の出血を検出することができます。

ただし、便潜血で見つからない大腸ガンもありますので、2回便のうち1回でも陽性だった場合は、必ず大腸内視鏡検査を受けましょう。

⑩大腸のポリープを切除したことがある人

1回の大腸内視鏡検査では大腸の100%を観察できていないと言われています。
ですので、ポリープを切除された方は、残りのポリープの見落としを予防するという意味でも1~2年後の検査をお勧めします。

⑫40歳以上で大腸内視鏡検査を受けたことがない方

大腸ガンが発症するリスクは年齢とともに増加します。40歳代付近から増加し始め、40歳を越えたら定期的な検査が必要といわれています。

40歳を過ぎたら、年に一度は大腸ガンの検査をしましょう。
できれば、精度の高い大腸内視鏡検査をお勧めします。

下痢にならない腸内環境を整えるためには

腸内環境を改善するカギは、毎日を快便で過ごすことです。そのためには便を「つくる」「育てる」「出す」の3つの力がポイントです。

1.便をつくる力となる食材をしっかり食べる

食事をするときは食物せんいが豊富な食材を積極的に摂りましょう。
食物せんいは小腸で消化されず、大腸にそのまま届き、大腸内の有害物質を早く体外に排泄する働きがあるからです。

高齢になると食が細くなりがちですが、排泄を促すためにはなんでもよく食べることが大切です。
野菜は、1日当たり350gを目標に摂りましょう。

野菜サラダではなく、野菜を蒸したり、煮たりしてすることでかさが減り、たくさん摂ることができるのでおすすめです。

腸内の環境を良くするために2種類の食物せんいを工夫して食べましょう

・不溶性食物せんい(ごぼう、たけのこなどの根菜類、さつまいも、こんにゃくなどの芋類)
便のかさを増やして便通を促す。たっぷりの水分と一緒に摂るのがポイントです。

・水溶性食物せんい(ひじき、わかめなどの海藻類や納豆などの豆類)
腸内の不要物を排除する。善玉菌のエサにもなります。

2.加齢とともに減少する善玉菌を腸に届ける

下痢にならない便になるには、長寿菌が優勢な腸内環境を維持することが重要です。

日頃から乳酸菌やビフィズス菌入りのヨーグルトや飲料、酪酸産生菌が活躍できる食物せんいが豊富な食材(きのこ類・海藻類・豆類など)を摂るように心がけましょう。

食事から摂りにくい場合は、乳酸菌などを含むサプリメントなどで補う方法もあります。

3.毎日の運動で便を押し出す力をつける

便秘にならない様に便を押し出すためには、腸腰筋と呼ばれる筋肉の働きが重要です。
腸腰筋が弱っていると便秘の原因にもなるので腸腰筋トレーニングをして鍛えることも大切です。
ウォーキング(目標は1日9000~10000歩)、屈伸運動、もも上げ運動なども有効です。体調と相談しながら無理のない範囲でおこないましょう。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。それほど腸内の環境が健康を左右しているのです。
腸内環境を整えるために食事から整えるのが最良の方法ですが、現代の食生活ではなかなか難しいところがあります。

頑張って食生活を理想的になる様に頑張ればいいのですが、かえってストレスが溜まるなど精神的に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
そんな時には腸内環境をしっかり整えるサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。
下痢の改善、腸内環境の改善は一段と早くなります。

男性の更年期障害も下痢に

下痢の原因・男性の更年期障害

下痢の原因は様々です。下痢が頻繁に起こる40代、50代の男性は、最近、なんだかやる気が起こらない、急に怒りっぽくなった、今まで好きだった趣味をやるのが面倒になったなどということがありませんか?

こうした症状の下痢の原因の一つに男性の更年期障害の可能性があるようです。
男性の更年期の原因は何でしょうか?
下痢の原因となるのはどうしてなのかご一緒に考えてみましょう。

下痢の原因にもなる男性の更年期とは

更年期というとすぐ女性と思いがちですが、実は男性にも更年期があるのです。
そもそも更年期は「40代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群」のことです。

男性更年期は複数の要因が複雑にからみ合って起こり、加齢による多様な体の変化やストレスが、男性更年期障害の要因となります。
若い人ほどストレスの影響が強く、年齢が上がるにつれ性ホルモン低下による症状が前面に出てきやすいものです。



女性の場合は、閉経期前後のおよそ10年間に卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少します。それによってさまざまな症状が現れてきます。

男性の場合は男性ホルモンであるテストステロンが20歳代をピークに減少しはじめ、40代後半で症状が現れてきます。
ただ、女性の場合と較べ分泌量の変化が緩やかであり、閉経といった明らかな兆しがないため、男性の更年期はこの症状が更年期だとは特定しがたいのです。

しかし女性と同じような症状に悩まされている男性の方も多く、症状が軽ければ、なるほど「年をとったな」「最近ストレスが多いからな」「疲労」で済ませてしまいそうです。
実際、年齢に関係があり、ストレスで症状が悪化するので複雑です。

下痢にもなる更年期症状は次のようなものが見られます。

ほてり、のぼせ、冷え、動悸不眠、頭痛、集中力低下、不安、うつ、めまい、耳鳴り、呼吸困難しびれ、知覚が鈍い肩こり、筋肉痛、関節痛、発汗、口内乾燥、便秘、下痢、食欲不振、全身倦怠感頻尿、尿の勢いの低下、股の不快感、性欲低下、勃起力低下、前立腺肥大など身体的なものから、イライラ、憂鬱感、意欲減退など、精神的なものまでさまざまです。

・若くても始まる男性の更年期

一般的な男性の更年期は年齢と共に身体の衰えからテストステロンの分泌量がグ~ンと減っていきますが、若くして更年期が始まるのは20歳から徐々にテストステロンが低下することに加えて、仕事や生活で生じるストレスが引き金となって、若くして男性の更年期が始まってしまう人もいるようです。

しかし、テストステロンの減少のスピードが速いと更年期障害になりやすいとも言われていますが、はっきりしたことはわかっておらず、テストステロンの量と更年期障害の症状は必ずしも相関しないとされています。

40代~50代という年代は、仕事では責任の重い役職についてプレッシャーを感じる、リストラの不安があり、生活では夫婦の不和、親の介護が必要になってくるなど、ストレスの原因となる様々な出来事が生じてきます。




こうしたストレスは、血圧や血糖値を上昇させ、脳下垂体からテストステロンの分泌を抑える指令が出されて、男性ホルモンの分泌量が低下してしまいます。

男性ホルモンであるテストステロンの分泌量には個人差があり、調べてみなければわかりません。
テストステロンの値が低くても、若い頃も今もエネルギッシュで元気という中高年男性もいます。

一般的に芸術家や音楽家といった創造的な仕事に携わっている人は男性ホルモンの分泌量が高く、中には60代、70代でも高い数値を保っている人もいます。
逆に教師、銀行員、医者といった社会的な規範に縛られやすい職業についている人は、男性ホルモンが低いといわれています。

・下痢の原因は男性ホルモンの減少

更年期を単なる年のせい、疲労で片づけてしまいがちの人もいます。
そうした慢性的な症状になれてしまい、仕方がないと諦めてしまう人も多いものです。

更年期の症状は男性ホルモンの低下による自律神経の乱れが原因の一つと言われ、自律神経失調症とほぼ似ています。更年期によるエストロゲンの分泌の低下や、精神的ストレスや環境の変化で自律神経の乱れが出るのです。

自律神経に支配されている胃腸などの消化器系の働きが弱くなりますます下痢になりやすい環境になってしまいます。慢性的な下痢になっている人は更年期症状が原因かもしれません。

腸内環境を整えると下痢が改善される

若いときは下痢でも便秘ではなかったのに、更年期に入って急に下痢になってしまった。
更年期によるエストロゲンの分泌の低下や、精神的ストレスや環境の変化で自律神経が乱れます。

自律神経は、仕事中や緊張しているときに働く交感神経と、睡眠中やリラックスしているときに働く副交感神経の2つがバランスを保っているのが理想です。

しかし、更年期になるとホルモンバランスが乱れてストレスも感じやすくなり、交感神経が過敏になります。
腸は、副交感神経が活発な時によく働くのですが、夜になってもイライラ、ドキドキしてよく眠れないと副交感神経が働かず、腸内の水分調整が整わず下痢になる事があるのです。

腸のいちばんの働きは蠕動(ぜんどう)運動。
これがきちんとなされなければ排便はうまく促されません。食べ物が腸内に付着し残っている状態は「腸内腐敗」と呼ばれ、まるで生ゴミを放置しているようなものだそうです。

腸内腐敗は、更年期障害やうつ症状など、一見、腸とは関連がなさそうな病気を引き起こす一因にもなりますからから放ってはおけません。
腸内環境を整えると蠕動運動がきちんとできるようになります。すると、自律神経の乱れが整い、不調の改善につながります。

腸内環境が乱れ腸の状態が悪くなると


腸が弱る
 消化吸収力が低下腸内腐敗がはじまる  血液が汚れ

血流悪化 冷え・むくみかが慢性化代謝の悪くなる

太りやすく痩せにくいカラダに 肌荒れやカラダの老化が進む

 
腸の活動が低下し、セロトニン量が減少ホルモンバランスの乱れる

ストレスの蓄積や不眠や疲労が蓄積または悪化免疫力低下

自律神経のバランスが乱れ全身不調へ下痢にも他の病気にもなる

このような不調の経過は循環して負のサイクルとなり、解決方法が見つからなくなります。

・男性ホルモンが精神的にも影響する理由

男性ホルモンは精神面にも大きな影響を及ぼします。
男性ホルモンは脳にやる気や意欲を起こさせる物質ドーパミンの分泌を促す効果があります。
そのため、男性ホルモンの量が低下するとやる気や物事に取り組む意欲が低下するのです。


また男性ホルモンには一酸化窒素を作り出す作用があります。
男性ホルモンの減少により一酸化窒素の生産量が減少すると、脳のニューロンの情報処理スピードが遅くなります。これがうつ状態を引き起こしてしまうことがあるのです。

更に男性ホルモンには眠りを深くする作用もあります。そのため男性ホルモンが減ってくると、睡眠の質が低下し、睡眠障害を引き起こしてしまいます。

男性ホルモンの減少により不安感を強く感じることがあります。
脳にある偏桃体はわたし達の記憶や感情を処理する部分なのですが、ここにこれまで経験していた恐怖や悲しみ、不安をストックしているのです。
男性ホルモンはここにフタをする役割をしているのです。

男性ホルモンが低下するとそのフタが緩んでしまい、抑えられていたはずの恐怖や悲しみがよみがえってしまうのです。そのため、不安感や恐怖感が強くなってしまうのです。
精神的な不安は下痢にも繋がります。

・男性ホルモンが体に影響する理由

男性ホルモンには筋肉を増強し、骨を丈夫にする働きがあるのですが、男性ホルモンが減少することによって、筋肉量が低下してしまいます。

これにより、運動機能が低下し歩くのが困難になってしまうこともあります。又、男性ホルモンが低下すると内臓脂肪が増えてしまうので、体重が増加し、生活習慣病が発生するリスクが高くなります。

また若いころに比べて疲労を感じやすくなるのも特徴です。その他、男性ホルモンは体中の様々な器官に影響を及ぼしますので、男性ホルモンの低下により様々な体の不調を感じるようになります。

原因のわからない心身の不調に悩んでいるなら、それはストレスや年齢のせいだけではない可能性があります。

更年期障害による下痢の改善方法

また、下痢に伴って現れる症状としては腹部、腰、膝の冷えをはじめとして、だるさがあります。

更年期障害における下痢の改善方法としては、まずは体をしっかり温めてみましょう。
体の冷えから下痢は起こりやすくなります。
また、胃腸の機能も低下していますので、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意し、食事のバランスを心がけましょう。

更に、下痢が続く、下痢がなかなか治らなかったりすると、消化のいいものばかり食べる傾向になりがちです。
しかし、消化の良いものばかり食べていると食物せんいが不足し、便の固形成分が減少し、便が形づくれなくなってしまいます。そうすると下痢はなかなか改善されません。

偏食などしないよう、普通の人と同じような食事に心掛けましょう。

それから、適度な運動も腸の働きを活発にする効果があるので、生活に取り入れましょう。できるだけ過度の緊張や、ストレスを避けるように心がけ、心身をリラックスさせることも大切です。

とくに胃腸は、ストレスのダメージを受けやすい器官ですので、好きな音楽を聴いたり、楽しめる趣味を持つことでストレスを軽減し、できるだけリラックスして過ごすようにしてください。

更年期障害は誰にでも起こることですので、気にしすぎるあまり気持ちが落ち込むと、さらに胃腸の調子が悪くなりますから、気楽にかまえましょう。

下痢が続くのが心配で、日常生活に支障がきたすなら腸内環境を良くするサプリメントなどを利用して、下痢を改善していくのもストレスにならない良い方法です。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔からよく言われています。健康の基本は腸内が正常に働くことなのです。この腸の動きをコントロールするのは自律神経です。

更年期によるエストロゲンの分泌の低下や、精神的ストレスや環境の変化で自律神経の乱れが出ます。

乱れた腸内環境を整えるのに、発酵食品など腸内善玉菌をしっかり体内に摂り入れましょう。難しい方は腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

下痢は冷い飲み物以外にも

下痢の原因・冷たい物、油っこい物だけじゃない 
下痢は一度や二度誰もが経験します。下痢の原因になる食物は冷たい物、油っこい物だけではありません。

下痢の原因はほとんどウイルスか細菌ですが、特定の食べ物のせいで軟便や下痢になる事もあります。

では、どのようなものが下痢の原因となるのでしょうか。


目次
①多種の人工甘味料で下痢に   ②コーヒーで下痢に   ③アルコールでなぜ下痢に   ④チーズでなぜ下痢に   ⑤小麦、ライ麦の何が下痢になるの?      ⑥FODMAP食って何  ⑦食物せんいが?      ⑧唐辛子の下痢になる理由    ⑨ファストフードで下痢に?      腸内環境を強化

下痢の原因となる食べ物

胃腸の調子を悪くする食べ物を特定するには食事日記をつけるのが一番いいようです。下痢を起こす食べ物が特定できれば、少しは楽になると思います。下痢の原因となる食べ物には次のようなものが考えられます。

①人工甘味料
②コーヒー
③アルコール
④チーズ
⑤小麦、ライ麦、大麦
⑥FODMAP食
⑦食物せんい
⑧唐辛子
⑨ファストフード

①下痢の原因となる人工甘味料

シュガーレスのスナックやチューインガムは甘党の人を満足させてくれるかもしれませんが、多くの人工甘味料には緩下作用があります。

サッカリン、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム(以下、アセスルファムK)、ネオテームなどの人工甘味料は、腸で上手く代謝されないと、お腹のハリや下痢の原因になります。
人工甘味料は多くのジュース、お菓子などに使用されています。




●サッカリンは腸を刺激して下痢になる
サッカリンは砂糖の200~700倍の甘みがあり、実質のカロリーはゼロです。人工甘味料の中で古くから使われていました。水に溶けない性質なので加工食品などに良く用いられます。

サッカリンは苦味があるので、次世代の人工甘味料がどんどん使われるようになりました。現在、心配される副作用としては不妊・胃酸過多・緩下作用があげられます。緩下作用は腸を刺激しますので、摂り過ぎると下痢になる、下痢が続くなどの症状がみられます。

●アスパルテームは下痢をはじめ副作用大きい
アスパルテームは砂糖の160~220倍の甘みがあり、ダイエット系のお菓子や飲料に良く使われています。カロリーゼロとか糖分ゼロの炭酸水や飲料水が数多く販売されています。

特にアスパルテームは問題の多い人工甘味料で、他の人工甘味料と違いアスパルテームは厳重に気をつけなければならない危険性があります。しかも遺伝子組み換え食品ですから、ラベルにアスパルテームと表示されているものは購入しない方がよさそうです。

アスパルテームの副作用
失明 視野狭窄や目のかすみなど、他の障害 閃光視、汚れのような線が見える、視野狭窄 眼球突出 耳鳴り 騒音への耐性減衰 著しい聴力減退 てんかん発作 頭痛、 偏頭痛 、強い頭痛 めまい、動揺、不安 物忘れ 眠気 手足の感覚麻痺 言葉の不明瞭さ 多動症、ひどい震え 強度の鬱 不安 性格の変化 不眠動悸 頻脈 息切れ 高血圧 むかつき 下痢、血便 腹痛  口唇のかぶれ じんましん ぜんそく、呼吸器アレルギー 血糖値のコントロール機能低下(糖尿病) 月経不順  著しい痩せ、あるいは抜け毛 著しい体重減少 体重漸増 低血糖(症) のどの渇き、 足のはれ、むくみなど。

●スクラロースは農薬と同じ有機化合物で下痢になる
スクラロースは砂糖の600倍甘みがあります。お菓子類やデザートなんかにも使われており、他の甘味料と比べてもまろやかな口あたりで、後味もしっかり甘いです。スクラロースは安全性が高い人工甘味料として世界中に知られていますが、やはり危険性の噂も絶えません。

その理由はスクラロースの化学式にあります。人工的につくられているスクラロースは、化学式だけ見ると農薬やダイオキシンなどと同じ「有機塩素化合物」に分類されています。スクラロースが下痢をおこすことは、食品の表示欄などに、お腹がゆるくなることがあるという注意書きがつけられています。スクラロースによる下痢で流産も発生しています。

●アセスルファムカリウムは異物と捉え下痢になりやすい
アセスルファムKは砂糖の200倍の甘さで、意外に口の中での甘みはあまり残りません。他の合成甘味料と混ぜ合わせて使われることが多い成分です。
カロリーはゼロで、スポーツドリンクやダイエット食品に良く使われています。風味を良くする効果もあるので、コーヒー・紅茶などティータイムのお供にも良く登場します。

厚生労働省が発表しているラットの実験では、規定量をこえた大量摂取により死亡が確認されています。また妊娠中のラットでは胎児に影響がでた結果があるため、妊娠中や授乳中は避けた方が良いとの見解が強まっています。

アセスルファムkは体に吸収されずその全量がほぼ体外に排出されますので、体内の免疫力が反応してアセスルファムkを異物と捉えて早く体外へ排出しようと水分をたくさん放出するために下痢になりやすいと考えられていることです。ただ、調査結果にもあるように、アセスルファムkを成分表示している飲料を摂ったから下痢になったと感じる人はいないようです。

副作用としてはうつ病・頭痛・腎疾患・発がん性が言われており、これは複合されている塩化メチレンという成分が関係していると考えられています。

●ネオテームはアスパルテームの改良型
ネオテームは砂糖の7000~1万3000倍の甘みです。ネオテームは、アスパルテームから雑味を取り除き、甘さを強くしたもので、いわばアスパルテームの改良型です。ネオテームはアスパルテームより健康を害する可能性があるだけでなく、熱に強い性質のために焼き菓子など、より多くの食品への添加が認められています。
アスパルテームの改良型ですから下痢の原因にもなります。

●まとめ
人工甘味料には主に3つの危険な作用があります。
①ホルモンに影響を及ぼして体内に脂肪を蓄える。
②味覚を鈍化させる。
③コカイン以上の依存性がある。

大量の砂糖を摂取するのと少量の人工甘味料を摂取するのでは、どちらが健康に悪いか?

という問いの答えはわかりません。砂糖の摂り過ぎや過食という問題もありますが、肥満から始まっている慢性病の著しい増加や、精神系疾患の増加などは、こういったものが大きく起因している事は無視できません。

不必要なモノを出来るだけ摂らない、もしくは表示を確認して自分の判断で安全なものを選んでいく事が必要です。

おなかの弱い方は下痢の原因となるものを極力避けるようにしましょう。
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②コーヒーのカフェインが腸を刺激し下痢になる

朝一のコーヒーを飲んだ瞬間、トイレに駆け込む人は意外と多いものです。

コーヒーで下痢になる人はカフェインに刺激された腸がいつもより速く収縮するため、食べ物が上手く吸収されずに消化管を通り過ぎていくのです。


コーヒーはそれ自体が刺激物であり、体を冷やしてしまう作用があります。また、淹れたてのブラックコーヒーでもない限り「缶コーヒーの添加物などに敏感」「コーヒーでなく、コーヒーに入れているミルクや低カロリーシュガーが原因」など、コーヒーアレルギー以外の原因も疑う必要があるでしょう。

カフェインの作用として、摂取しすぎるとお腹が緩くなる、という特徴があります。なる人とならない人がいるのは体質で、カフェインを摂取して下痢になる人は、カフェインが合わない方が多いようです。

また、コーヒーで下痢になる人は、栄養ドリンクを飲んでもお腹を壊す可能性があります。栄養ドリンクにはカフェインが多く添加されていることが少なくありません。

眠気覚ましをうたう栄養ドリンクにはまずカフェインが入っていると考えて間違いないでしょう。

どちらにせよ、コーヒーという飲み物は、下痢を引き起こす原因がたくさんあるため、飲みすぎに注意することに越したことはありません。
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③アルコールで腸粘膜が荒れて下痢になる

お酒を飲みすぎた翌日は、お腹の調子が悪くなる人がいます。これには大抵二日酔いが伴います。

ルコールは刺激物ですから、飲みすぎると胃が受け付けてくれないのです。また、お酒は消化を早めるため、体に水分が吸収されにくくなり、便が水っぽくなるのです。



少量のアルコールは腸の動きを活発にしてくれます。でも大量のアルコールを摂取すると、腸粘膜があらされてしまい、消化吸収機能が低下して下痢を引き起こしてしまうのです。

というのも、市販されている殆どの日本酒は伝統的な製法で作られたものではなく、大量生産された醸造アルコールが混ぜられています。

ワインはそのほとんどに酸化防止剤の亜硝酸塩が添加されていますが、これは強い毒性があります。またこの他、様々な種類のカクテル飲料には、酸味料や香料などが添加されています。

アルコールの飲みすぎはさまざまな病気の原因や直接の原因ではなくとも間接的な原因となることも少なくありません。

特に肝臓に負担がかかり、またそれと同時にアルコールは、実は胃や腸にも大きな負担をかけてしまっているのです。

アルコールは胃で約20%が吸収され、そのため多量のアルコールを摂取すると、胃の粘膜がただれて急性胃炎などを引き起こしたり、腸の粘膜を刺激し、傷つけてしまいます。

ですから、長年飲酒を続けていると、小腸の消化酵素の働きが低下し、それによって下痢が続く、下痢が改善されないなど、慢性的な下痢を引き起こしてしまうのです。

またすい臓や糖尿病、大腸ポリープができやすい状態になるなど、さまざまな病気の原因ともなってしまうので、飲みすぎには注意が必要です。
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④チーズによる乳糖不耐症で下痢になる

牛乳、チーズ、ヨーグルトを摂取するとお腹がゴロゴロ言う人は、乳糖不耐症かもしれません。乳糖を摂取してから30分~2時間以内に現れる一般的な症状には、吐き気、筋けいれん(による腹痛)、お腹のハリ、ガス、下痢などがあります。乳糖不耐症には2種類の原因があります。

乳糖不耐症による下痢の原因
●乳糖不耐症はラクターゼ消化酵素の分泌不足
牛乳の中に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化吸収のため分解するラクターゼという消化酵素の、小腸での分泌不足が原因で起こります。消化不良・腹部不快・腹痛・下痢・おならなどの症状がでます。

症状には個人差があり、少しならいいけど、たくさん飲むとおなかをこわすという方がいます。

量が多いとラクターゼの分泌が間に合わないと考えられるので、数回に分けて飲めば症状が出にくいでしょう。

また、ホットミルクは大丈夫だけれど、冷たいのはダメという方もいます。

温かいと下痢しにくいのは、体温に近い方がラクターゼの活性が上がることや、胃腸への刺激が少ないためではないかと考えられます。

●乳糖不耐症はアレルギー
さて、もう一方の「牛乳アレルギー」ですが、これは食物アレルギーのひとつです。原因となる食物を摂取した後にアレルギー反応が起こり、腹痛・下痢・じんましん・呼吸困難・アナフィラキシー反応などが起こります。より深刻な症状です。

原因物質は、牛乳などの食品に含まれる、カゼインやβラクトグロブリンなどのタンパク質で、乳幼児に多く、3歳以降に自然治癒することが多いと言われています。

どちらの場合も、牛乳を飲むと腹痛・下痢などの症状が出るという点で似ていますが、「おなかがごろごろしにくい牛乳」では症状がでにくいのが「乳糖不耐症」です。
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⑤小麦、ライ麦、大麦のグルテン不耐症で下痢になる

なんとなく不調を感じる人、下痢、最近疲れやすい、頑張りが利かない、十分寝ているはずなのに寝起きが悪い、日中も頭がすっきりしなくて頭の回転が遅いといった症状に心当たりがある人はグルテンによる健康被害間もしれません。

なぜなら、グルテンは免疫力や栄養吸収に関わる小腸を傷つけて、不調の元になる炎症を起こしていると言われるからです。


慢性的な不調に悩む人の中には、小腸がグルテンに過敏反応する『グルテン過敏症』や、グルテンをスムーズに消化できない『グルテン不耐症』の人たちがいます。

正常な人の場合、小腸の粘膜の細胞は適度につながっていて、必要な栄養素だけを取り込み、不要な毒素や細菌はブロックすますが、グルテン過敏症や不耐症の人の場合、グルテンをとると小腸の粘膜の細胞間が緩むため、毒素が入り込んで、炎症を起こしてしまうのです。

炎症を起こすと水分調節などがうまくいかず、下痢になるのです。

これが慢性的な不調の原因となるという。小腸という必要な栄養を取り込む臓器のトラブルだけに、さまざまな不調につながる。

片頭痛やPMS(月経前症候群)、自己免疫疾患のリウマチや橋本病もグルテンによるダメージが一因になっているという。

グルテンは穀物のタンパク質の中で大半を占める「グリアジン」と「グリテニン」が水を加えることで結びついて、グルテンになります。

うどんのコシや、パンやお菓子などを作るときに生地がまとまるのもグルテンの作用です。

グルテンは日本語で「麩質」と表され、乾燥したものはお味噌汁の具材、生のものは麩まんじゅうなど、私たちの身近でよく目にしています。

また、食品以外でも歯磨き粉や整髪料などの増粘剤としても使用されています。
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⑥FODMAP食の糖は吸収・吸収されにくいので下痢の原因になる

FODMAP食とは、発酵性オリゴ糖、二糖類、単糖類、そしてポリオールを含む食品のことです。

平たく言えば、過敏性腸症候群の人の体内では特に消化されにくい糖と糖アルコールの集合体です。

FODMAP食は小腸で上手く吸収されず、ガス、お腹のハリ、下痢を引き起こします。

高FODMAP食を控えれば、下痢をはじめとする過敏性腸症候群の症状も和らぐかもしれません。

FODMAPとは4つの糖質を表す言葉で、「F=発酵性の」「O=オリゴ糖」「D=二糖類」「M=単糖類」And「P=ポリオール」を指しています。

これらの糖質は小腸で吸収されにくく、人によってはこれらの糖質を多く含む食品をとると、体が早く体の外に出そうとして下痢を引き起こす原因になります。

O=オリゴ糖はパンや麺などの小麦食品と豆類、

D=二糖類は牛乳やヨーグルトなどの乳製品、
=の単糖類はフルーツやはちみつ、
P=ポリオールはガムなどに含まれているキシリトール
といった糖質などです。

過敏性腸症候群の人たちは、これらの吸収されにくい糖質を含む食品がおなかの不調を呼び込んでしまうため、これらの食品を断って改善の兆候がみられないか試してみるためにも食日記は下痢改善の足掛かりとなります。
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⑦食物せんい

食物せんいはおなかにとても必要な栄養素の一つです。しかし、このせんいの間違った摂り方で下痢になる場合がるのです。

食物せんいはお通じを良くするけれど、効果的すぎるときもあります。食物せんいの摂りすぎが原因で下痢になることは間違いなくあります。

食物せんいには不溶性食物せんいと水溶性の食物せんいの2種類があります。

この2つは、腸内では微妙に異なった働きをします。

下痢が続いてなかなか治らない方が不溶性食物せんいを摂り過ぎると、このせんいが腸を刺激してしまいますので、下痢の症状を悪化させるリスクがあります。

食物せんいは水と結合し、便秘を防いでくれますが、一度にたくさん摂りすぎると、緩下作用で便が水っぽくなってしまい、下痢になる事があるのです。
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⑧唐辛子

近年激辛ブームで、辛い物を好む人が増えてきました。

辛いものといえば豆板醤たっぷりな四川麻婆や真っ赤な鷹の爪の韓国料理、ベトナムのトムヤムクンなど真っ赤な料理の代表的な香辛料唐辛子があります。

この唐辛子はダイエット効果などで知られる「カプサイシン」が豊富です。


食べ過ぎて下痢になったり、体を壊すこともあるようです。

唐辛子やカプサイシンの摂取は、低濃度であるならば胃の粘膜を保護し、高濃度になると胃粘膜損傷を引き起こす可能性があります。

少量であれば胃粘膜血流の増大などをもたらし、胃粘膜を保護し良い効果をもたらすようですが、逆に多量であれば胃粘膜損傷が引き起こされるようです。

カプサイシンを摂取して交感神経が緊張すると腸の蠕動運動が活発になり、便を直ちに大腸へ送ってしまい、その大腸でも水分を十分吸収する間もないまま肛門まで送られてしまい、結果、腹痛を起こしたり下痢を起こしたりします。

更に、カプサイシンの直接の刺激で胃腸が傷つき、唐辛子に限らず香辛料全般にある要素ですが、強い刺激で胃の粘膜を傷つけて消化不良を起こしてしまうのです。

消化不良によって、胃痛、腹痛、下痢となってしまいます。

香辛料は旨みを引き立たせ、料理を美味しく食べることができるのですが、摂り過ぎには注意してください。
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⑨ファストフード

コロナ対策として今や自粛が求められていますが、お店で職をすることなく買い求められるので、ドライブスルーのファストフードが人気となっているようです。

脂質は全て消化されにくいけれど、ファストフード店で売られている油っこい揚げ物は一番の問題で、危険な食べ物の一つです。




ファストフードは一度にたくさんのポテトなどを油で揚げ、しかも同じ油でずっと揚げ続けています。

油は一度熱せられると酸素と反応して、過酸化脂質という物質になります。
これは人体にはあまりよくない、どちらかというと害になる物です。

酸化した油は活性酸素のもとになります。

これら過酸化脂質を大量に摂ると、胃腸の弱い方の場合は、過酸化脂質の影響で胃腸の粘膜が荒れてしまいます。

過酸化脂質は腸管から吸収されにくく、腸管の内壁を傷つけてしまうため、下痢や腹痛が起こってしまうのです。

また、過酸化脂質の分解生成物は腸管から吸収されてしまいやすく、毒性が強いので注意が必要です。

ファストフードの油、過酸化脂質は体の中の大切な酵素の働きを鈍らせてしまったり、血球をこわしたり、細胞自体を変性、壊死させてしまうという作用があるといわれています。

子供は大人に比べると体がまだ未発達な分、過酸化脂質を体内にたくさん取り入れていくのは危険です。

毒素は子供のころから少しずつたまってしまうものですので、大人になった時に、大きな影響が出てしまう危険があるからです。

これらのことを頭に入れて、胃腸が弱い方は無理して食べないようにしたり、どうしてもファストフードが好きだという場合は、時々楽しむというようにうまく調節されてみてください。
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腸内環境を強化しよう

下痢の原因は、いづれにしても腸が過剰に反応し過ぎて起きる場合がほとんどですので、丈夫な腸にすることが大切です。

昔から「風邪は万病の元」と言われていますが、現代では「弱い腸は万病の元」となります。

というのも腸はこれまで考えられてきたよりもずっと特別な臓器であることがわかってきたからです。

例えば、人体の免疫細胞の約7割が集中する免疫器官であったり、脳に匹敵するほどの神経細胞が集まって自律神経を左右するなど消化吸収や便をつくだけでなく、生命の根源となる様々な機能を腸が担っていることが明らかになってきました。

その機能が正常に働くように助けているのがおなかの中にいる腸内細菌なのです。

ですから、いかに腸内細菌のバランスを整えるかが健康の秘訣、下痢解決の道なのです。

腸内善玉菌が多い腸内環境にする事が健康になる秘訣です。腸内細菌のバランスを整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

下痢解決はすぐそこまで来ています。

水道水とスポーツドリンク

下痢の原因は水道水に含まれる銅とスポーツドリンクが反応

下痢の原因は思わぬところに潜んでいるものです。私達が何気なく行っているある動作が下痢の原因となります。

例えば、水道水に含まれる銅とスポーツドリンクが反応して急性銅中毒による下痢の原因になることがあるのです。ではその実際例と原因について調べてみましょう。

下痢の原因は水道水に含まれる銅

銅は人体にとって必須元素ですが、過剰摂取するとまれに中毒を起こします。急性銅中毒では吐き気、嘔吐下痢低血症などが起こります。

水道管には銅が使用されています。
銅管が使用されるのは施工しやすく、作業効率が良いのが銅管の特徴です。銅管は耐震性においても極めて優れた性能を持っています。

平成7年1月17日の阪神淡路大震災の時も銅管にはまったく損傷がみられず、その優れた耐震性が証明されているのが利用される理由です。

水道水に含まれる銅とスポーツドリンクが反応して下痢になった実際例

①下痢の原因となるヤカンに入れたスポーツドリンク
大分県は2020年7月8日、臼杵市の福祉施設ステンレス製のヤカンに入ったスポーツドリンクを飲んだ70~90代の男女13人が、嘔吐、吐き気、下痢などの症状を訴える食中毒になったと発表しました。

水道水に含まれる微量の銅成分が古いヤカンの内部に蓄積し、酸性の飲料で溶け出したことが原因
とみられています。


県食品・生活衛生課によると、福祉施設はステンレス製のヤカンで湯冷ましをつくり、スポーツドリンクの粉末を入れた。

そのスポーツドリンクをデイサービスの利用者が6日午前10時20分頃、一人あたり150㏄を飲んだところ、下痢、嘔吐などの異状を訴えたそうです。

スポーツドリンクには1リットル中200㎎の銅が検出されました。

通常、銅10㎎程度を摂取すれば、中毒症状が表れ、1人当たり30㎎の銅が入ったスポーツドリンクを飲んだとわかりました。

同課によると、カンは約10年前から使用しており内部に黒く変色した部分がありました。

水道水に含まれた銅が内部に蓄積し、酸性のスポーツドリンクを入れたことで溶けたとみているそうです。

金属製の容器(ヤカンや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属が溶け出すことがあります。

これから暑くなり、熱中症対策でスポーツドリンクを飲む人が増える。気をつけてほしい」と呼び掛けています。

②下痢の原因となる水筒に入れたスポーツ飲料

2008年、東京都で児童が水筒の回し飲みを行ったところ、6人にめまい、吐き気、頭痛の症状が出ました。

その症状の正体は急性銅中毒でした。銅はレバーやカキなどに含まれる必要な成分で銅は胃と小腸で吸収され肝臓に送られタンパク質にくっつき全身の赤血球や骨の形成を助けます。

しかし、急激に大量の銅を摂取すると胃や小腸の粘膜を荒らし腹痛や嘔吐を引き起こす。

これが急性銅中毒の初期症状です。肝臓は銅を処理しきれず蓄積され、めまいや痙攣、肝硬変の症状を引き起こしひどい場合は死に至る場合もあります。

急性銅中毒の原因は水筒でした。病院に運ばれた後、先生が水筒の中を見ると中のものが青緑色に変色していました。

この水筒は母親が朝洗ってスポーツドリンクを入れ子どもに持たせたものでしたが、使用していた水筒の内側のステンレスに穴が空き内部の銅が露出していました。

水筒の保温構造に使われていた銅と酸性のスポーツドリンクを入れた事で破損部分の銅が接触し、銅が溶け出したのです。



家を出て6時間半後に飲んだ時には高濃度の銅が溶け出していました。
酸性の飲み物はオレンジジュース、乳酸菌飲料、炭酸飲料があります。古い水筒や一部海外製品には注意が必要です。

③下痢の原因となるヤカンに入れた乳酸飲料

2010年3月に岡谷加権の保育園で、ヤカンを用いて乳酸飲料を調整したところ、それを飲んだ園児15名が、吐き気、嘔吐の症状がでました。

これは、長期間にわたりアルミニウム製のヤカンでお湯(お茶)を繰り返し沸かしたことにより、水道水に含まれる銅がヤカンの内側に蓄積し、乳酸飲料によって銅が溶出したことが原因と考えられました。

④下痢の原因となるメッキが剥げた銅鍋の味噌汁

Aさんは味噌汁を飲むと気分が悪くなるので、母親に料理を鍋ごと持っていった時、母親は味噌汁の中のタケノコが青くなっていた事に気付き、体の不調は味噌汁に銅が溶けたせいだと思いました。

Aさんは急性銅中毒でした。食品衛生法では銅を使った調理器具などはメッキなどを施し食品が銅と直接触れることがないよう規制されています。

しかしAさんは鍋をこすりすぎてメッキがはけて銅が料理に溶け出していたのです。彼女は料理を銅鍋に入れたまま保存していたため料理の中で銅が溶け出し中毒症状を引き起こしたということです。

⑤下痢の原因となる古い銅鍋に焼きそばソース

ある弁当店で弁当を買って食べた人が急性銅中毒を発症しました。

原因は焼きそばを作るのに使った銅鍋でした。銅鍋で焼きそばを作る際に焼きそばソースを入れことにより、ソースの酸で、銅が溶け出したのでした。

メッキが剥げた古い銅鍋で調理すると焼きそばのソース、ドレッシングやマヨネーズなどの酸が銅を溶出させるのです。

銅中毒に詳しい医師は「一番怖いのは食中毒だと自分自身で思い込んで医療を受診しないこと。
肝臓に非常な損傷を与える可能性がある。最悪の場合、亡くなってしまうこともある
」と語っています。

下痢の原因となる金属製のヤカンや水筒に気をつけよう

金属製のヤカンや水筒に、酸性の飲料を入れると、金属が溶け出る可能性があります。銅鍋にドレッシングを入れて放置すると3時間で変化が出ます。そのため、次のことに気をつけましょう。

・スポーツドリンク、ジュースや炭酸飲料を入れるのはなるべく避ける
・酸性の飲料を入れる場合も、長時間保管しない
・魔法瓶の水筒も内側にサビやキズなどがないか確認する
・ヤカンや水筒は銅が蓄積しないように常に清潔に保つ
・銅は酸性と反応しやすいのでメッキされていない銅鍋は使用しない
・傷ついた銅製品を使わない、思い切って捨てる
・海外の製品には注意して購入する

銅の吸収と働き

銅は主に小腸や十二指腸から吸収され、門脈を通って肝臓に運ばれます。

人間の体内の銅の多くは、特定のたんぱく質と結合した銅酵素として作用し、酸素の運搬、電子伝達、酸化還元、酸素添加など諸反応の触媒として働きます。

中でも、鉄の代謝や輸送、活性酸素の除去、神経伝達物質の代謝に重要な役割を担っています。

銅の過剰摂取は下痢、嘔吐等胃腸を荒らす

食品に含まれる銅は胃と小腸で吸収されます。
肝臓に送られタンパク質を結合し、全身の赤血球や骨の形成を助けます。

余った銅は排泄されますが、大量の銅を一度に摂取すると胃や小腸の粘膜を荒らし下痢、腹痛や嘔吐を引き起こします。

銅は血液中では銅結合タンパク質のセルロプラスミンとして存在しています。
体内でタンパク質と結合していない銅は有毒です。

通常の食生活においては銅の過剰症の報告はほとんどありませんが、銅製品などの使用方法、サプリメントや薬品などの誤用で過剰症が起こすことがあります。

銅の過剰摂取は下痢のみならず、肝臓、腎臓、脳に重大な障害をもたらし危険です。過剰症としては以下のものが報告されています。

銅過剰症で起こる症状

吐き気、嘔吐、下痢、黄疸、腎臓の損傷、脳障害、赤血球の破壊(溶血)による貧血、肝臓障害、肝硬変、肝臓癌のリスク増大など

銅過剰による主な病気
●パーキンソン病 
●溶血性貧血
●筋強剛(きんきょうごう):筋固縮(きんこしゅく)ともいう
●動作緩慢(どうさかんまん)
●姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)

上記以外にも自律神経障害と精神症状があります。

自律神経障害では便秘が最も多く、あぶら顔、多汗、よだれ、起立性低血圧などがみられます。

精神的には抑うつ的になるひとが多いことが知られています。  

過剰な銅は便となって排出される

細胞内の銅は、たんぱく質と結合して存在し、遊離の形態(銅イオン)は非常に少ないのです。

細胞内に銅が過剰に存在すると毒性を示すため、体内の銅は厳密に調節されています

私たちの体には、体外環境が変化しても体内の環境を一定に保とうとする仕組みがあります。

例えば、暑い時は、体温を下げるために汗をかきます。寒い時は、体温を上げるために体を震えさせます。

食事をとると、血糖値が上がるので血糖値を下げるホルモンが出てきます。

病原菌が体内に侵入すると、病原菌を倒すための白血球が集まってきます。

これらはみな、生命機能を維持するために必要不可欠な体の変化です。

少々回りくどい言い方ですが、「気温や湿度などの体外環境の変化や、病原菌などの体内への侵入が生じた時、体内が安定な状態を維持できるように働くシステムがある」ことで、元気でいられるのです。

過剰の銅は、再吸収されない形態となって胆汁へ流出し、糞便中へ排泄されます。吸収された銅の約 85% が肝臓から胆汁を介して糞便へ、5% 以下が腎臓を介して尿中へ排泄されるのです。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。
私達は毎日食べているものを消化しながらその栄養を吸収し、余分なものは排出されています。

ですからこの基本的な一連の腸内での作業がうまくいかないで、どこかが滞ってしまうと、下痢を起こしたり、病気になったりとするのです。

腸内環境を整えることが、健康になる第一の秘訣です。

余分な銅を体内に入れても、腸内が正常な働きをすればきちんと外に排出してくれます。
そのお蔭で銅を余分に摂ったとしても、銅の過剰摂取による被害がないのです。
下痢にもならないで済みます。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

下痢が続く下痢が治らない

下痢の原因・下痢が続く、下痢が治らない

最近は長引くコロナ禍で先の見通しが立たず、ストレスを抱え込む人も少なくありません。また、災害による不安など様々な心配事がたくさんあります。

ストレスが溜まると体に異変が起こります。その異変の一つに下痢という症状があります。

ストレスによる下痢は過敏性腸症候群

下痢になると気分も優れず、しかも2、3日の下痢ならともかく、下痢が一週間も続くと不安になります。

長引く下痢は、体調だけでなく、心の調子まで崩す原因になります。

ストレスによる下痢は過敏性腸症候群と言われ、もはや本格的な病気の一つです。

下痢の原因となる過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群というのは、慢性の経過をたどって、腹痛や腹部膨満感、下痢や便秘などの便通異常があります。

慢性の経過とはその症状が再発・再燃を繰り返し、炎症や腫瘍などの器質的疾患は除外されます。

食事の内容によっては翌日ちょっと下痢になったり、便秘になったりする。

そういう一時的なものではなくて、慢性的下痢や便秘です。

つまり過敏性腸症候群とは、検査をしても、がんや炎症、潰瘍など、目に見える異常がないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛などがおこる病気です。

●脳と腸の関係

過敏性腸症候群の病態はいろいろと研究されていますが、一番大きな原因はストレスが非常に影響しているといわれています。

「脳腸相関」という言葉があるのですが、脳でストレスを感じると、腸がそれに反応して敏感になってしまうのが過敏性腸症候群の病態だと考えられています。


発症の頻度は欧米の調査ではだいたい人口の10~20%と報告されています。

日本の調査でも15%前後といわれています。発症年齢は、やはり若年者で、20~30歳代が一番多いのですが、さらに70~80歳代にも一つのピークがあるとわかっています。

若者も悩みが多く、生活の環境の変化も大きいのですが、70~80歳代もこの時期には生活環境が大きく変わり悩みが増えてきます。

定年になり、家族の中での立場が複雑になり、ストレスを受けるようです。

●脳の不調が腸に伝わるから

脳の不調は腸に伝わり、腸の不調は脳に伝わります。

ですから胃腸は、脳のストレスの影響を最も受けやすい器官と言われ、心身のストレスが原因となって、さまざまな胃腸の疾患を発症したり、症状が悪化すると考えられています。



体の最上部にある脳と、臓器の下部にある胃腸には、どのようなつながりがあるのでしょうか。
脳と胃腸は、自律神経でつながっています。

自律神経は内臓や血管などに分布し、消化や呼吸、血液の循環、代謝などの働きを調節するなど、私たちが自分自身でコントロールできない神経です。

自律神経は交感神経と副交感神経という、相反する働きを持つ2つの神経からなり、交感神経は体各器官を刺激して活発にし、主に昼間に作用します。

一方、副交換神経は、消耗したエネルギーを回復させ、栄養素を補給するときに働き、主に夜間に作用します。こうした働きがバランスよく正常におこなわれることで健康を維持することが出来るのです。

●脳のストレスが強いと腸が機能異常を起こす

脳のストレスが強いと、 自立神経の働きが乱れます。

ストレスなどによって交感神経の働きが強くなると、 胃腸の働きが低下します。

例えば、 海外旅行で慣れない土地に行くと、 その緊張から便秘になることがあります。

これは脳がストレスを感じ、 胃腸に伝わるためです。

このように脳のストレスが腸に伝わり、腸が機能異常を起こします。

交感神経から副交感神経へのスイッチの切り替えは、 脳の緊張をといてリラックスさせることが大切です。

●腸の異常機能はうつにもなる

腸自体に異常がないのに、 大切な試験の前や重要な会議の前になると、下痢をしたり便秘になったりする、過敏性腸症候群はうつ症状やさまざまな不定愁訴が現れることがあります。

うつ状態は、脳がストレスを受けており、自律神経の失調を引き起こし、ひどい場合は肩こりや頭痛などの身体症状を伴うこともあります。

●腸の異常機能は生理不順を起こす

生理不順や月経困難症の女性は、 胃腸の働きが悪いために、便秘や頭痛を訴えることもあります。

このような症状は、自律神経のバランスが崩れたり、 ストレスによって血行が悪くなることが関係していますが、 まず胃腸を整えることが必要になってきます。

胃腸の調子がよくなると、 それだけで、 生理不順や月経困難症が軽くなる場合があります。

このように、 胃腸がストレスを受けると、 脳で不快な経験として知覚し、 その脳での反応が消化管機能を悪化させるという悪循環を招きます。

こうした脳と胃腸の関係を「脳腸相関」と言います。

脳ストレスは免疫力が下がり、下痢にも更になりやすくなる

昔から、感情の荒ぶりを「顔を真っ赤にして怒る」「頭に血がのぼる」と表現しますが、実際に「怒り」の感情が私たちの体に影響を及ぼします

怒ると交感神経が刺激され、自律神経が乱れて、血管は収縮して、心拍数や血圧が上昇、血流の悪化を招きます。

その結果、細胞は栄養不足になり、老廃物や疲労物質は排出されにくくなります。血液循環が悪くなると、脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクが上がります。

怒りで交感神経が過緊張になれば、リンパ球が減り、がんと闘ってくれるナチュラルキラー細胞も減るので、感染症にかかりやすくなったり、ガンになりやすくなったりします。

勿論腸にも影響しますので、下痢はなかなか改善されません。

怒りは吐きだした方がいいとも言われますが、自律神経が長時間乱れる原因になるので注意が必要です。また、怒ると発生するのが、体を酸化させる活性酸素です。

毎日イライラしていると、どんどん体が錆びてしまうかもしれません。

下痢の改善のためにも、短気は損気です。すぐに怒ることなく、穏やかに過ごしましょう。

過敏性腸症候群は下痢になる男性と便秘になる女性と異なる

過敏性腸症候群は基本的には腹部症状、すなわち腹痛や腹部不快感を認めます。

それから便通異常を伴います。

すなわち下痢や便秘のどちらかの症状を伴うということが基本的にはあります。


過敏性腸症候群には男女差がかなりあり、一般に数としては女性のほうが多いとされています。

男性はどちらかというと下痢に傾き、女性は混合型といって下痢と便秘を繰り返したり、あるいは便秘に傾く方が多いといわれています。

●過敏性腸症候群は時間で異なる

過敏性腸症候群は、昼間、特に午前中に症状が強いという特徴があります。

例えば、学校に行く前とか、会社に行く前に非常に症状が強くなります。

一方、夜間に症状が出ることはまれです。過敏性腸症候群は本人がその症状で非常に悩みますので、生活の質が落ち、仕事にも影響が出てきます。

場合によっては、重症の方の中には学校に行けなくなったり会社に行けなくなったりする方もおられます。

●過敏性腸症候群の方は便失禁がある

また高齢者では便失禁を訴える方がおられますが、過敏性腸症候群や肛門に特に器質的な病気はないけれども、何らかの機能的な原因でお通じが出てしまう状態です。

高齢者では非常に多く、高齢者の10~20%の方に認められます。

年齢を重ねると、どうしても肛門括約筋の機能が弱ってきます。

もう一つは、肛門の内側のところ、つまり肛門の栓になるところですが、ここの機能も弱ってしまうので便が漏出してしまうということがいわれています。

更に、便失禁だけでなく、ガスも漏れてしまう、すなわちおならが漏れてしまう場合があります。

この場合には肛門失禁という言葉を使うのですが、どちらも非常に患者さんにとっては辛いものです。

●過敏性腸症候群の方は過敏性膀胱

過敏性腸症候群の方の場合には、過敏性膀胱を合併することが多いといわれています。

試験の前に緊張するとトイレに行きたくなることはよく経験したと思います。

これはお通じだけではなくて、おしっこのほうも行きたくなる方が多いと思われます。

その場合には一時的なもので、病態としては少し違う状態なのですが、緊張により膀胱と腸の両方が敏感になってしまうということです。

過敏性腸症候群の方では、その反応がより強く出るということがいわれています。

●下痢を改善するには生活習慣を改め、薬は補助的に

一番大事なのは、生活習慣を改善し、ストレスがかからないようにすることです。

食生活や排便習慣の改善、適度な運動と睡眠が大切です。

下痢には消化吸収のよい低脂肪食、便秘には食物繊維を多く含んだ食品がよいといわれます。

腸を刺激する脂肪、食塩、砂糖類、アルコール、カフェインはとりすぎないように気をつけてください。

とくに脂肪分は胃に入ると、腸の収縮を促すので、腸のけいれんを悪化させるおそれがあります。

便秘が続く時には、食物繊維を多く含む野菜、全粒穀物(玄米、全粒パン)、胚芽米、果物、豆類、魚、海藻、キノコ類を多くとりましょう。

排便習慣を改善するには、まず暴飲暴食を避け、規則正しい食生活、軽く汗をかく程度の運動、十分な睡眠と休養を心がけ、生活にリズムをつけることです。

便意をもよおさなくても、食後の決まった時間にはトイレに行くよう習慣づけましょう。

緊張や不安などのストレス、精神症状の改善を図るうえで、抗うつ剤や抗不安薬、下痢止めなどあり有効な場合もありますが、薬の使用は、あくまでも補助的なものと考えましょう。

軽症の場合は、腸の働きを整える整腸剤、腸内環境を整えるサプリメントなどを使用するといいでしょう。



この病気に対する治療のゴールは、日常生活に支障がなくなる程度に過敏性腸症候群を抑えることです。生活習慣を見直し、辛い時には医師と相談しながら、じっくりと構えて対処すると、ほとんどの方が改善していきます。

●脳と腸を深い関係は言葉にもある

日本には昔から腹 ( 腸 ) と心 ( 脳 ) の深い関係を示唆する表現がたくさんあります。

「腹が立つ」「腹黒い」「太っ腹」「腹の探り合い」「腹に一物あり」などです。


このような言葉が数々あるということは、脳と腸の類似性、共通性が医学的に明らかになっていない時代から、日本人は腸と脳の関連性に気づいていたのです。

先人の知恵というのは素晴らしいものと感心します。

「怒りは体を壊す」とあります。穏やかな日々は健康を齎します。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から」言われています。

まずは腸内環境をしっかり整えることが重要です。

しっかり整った腸内になると殆どの病気は改善されます。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。
下痢の改善は一段と早くなります。

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