下痢が続く方に、その原因や注意点、改善方法などをお伝えしています

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下痢を改善するには?

下痢からわかる病気②

下痢の原因・下痢からわかる病気②
下痢の原因は様々ですが、下痢からわかる病気を見つけることが出来ます。

一時的な下痢の場合は、排便をすることや食事を摂らないで様子をみるだけで治ってしまうことが多いのですが、 慢性的に下痢が続く場合は、なんらかの病気が関係していることが多くあります。
下痢から考えられる病気について考えてみましょう。

下痢をしているが元気で、発熱がない慢性下痢

下痢から考えられる病気は、腹痛や発熱の有無、その他の症状でわかることもあります。 以下は一般的な症状に対する病気の可能性です。

下痢をしているのに元気、熱がなくて慢性的に下痢が続く場合は、①心因性の下痢、②過敏性腸症候群、③甲状腺機能亢進症、④乳糖不耐症などがあります。

しかし、正確な病気の診断は自己で行わずに、必ず専門医を受信して適切な治療を受けてください。


目次
・①心因性の下痢  ・②過敏性腸症候群による下痢  ・③甲状腺機能亢進症による下痢  ・④乳糖不耐症による下痢  ・腸内環境を強化しよう

①心因性の下痢

「胃腸は心の鏡」とも言われます。特に子供が下痢をする場合、一般にウイルスによる感染や食中毒、また、食物へのアレルギーなどの理由が考えられますが、特に原因となる疾患もないのに、子供が下痢をしてしまう、下痢が続くということもあります。

その場合、心因性の下痢であることが少なくありません。

心因性の下痢の症状としては、便がゆるくなり、場合によっては水っぽい便が1日に何度か出ます。

大抵は腹痛を伴います。食欲不振や吐き気、嘔吐を伴うこともあります。

心因性の下痢の場合は、大抵熱は伴いません。

心因性の下痢の症状がみられる原因は、その子供の気持ち、もちろん大人の場合もそうですが、心の問題が大きく関わっています。

俗にいう「お腹の弱い子」というのは、日常生活の何らかのストレスが下痢という症状となって現れてしまっているということが少なくありません。

そういう子供の多くは、保育園や幼稚園、学校に行く前になると急にお腹が痛くなって下痢をしてしまったりすることが多々あります。

保育園や幼稚園、学校に行くことがその子供にとって何らかのストレスになってしまっているために、下痢という形で現れてしまうのです。

また、運動会や発表会、テストなど何らかの大事なイベントがあるという時にも下痢をしてしまう子供も少なくありません。

そのイベント自体が嫌いという訳ではなくても、その緊張感からお腹がゆるくなってしまい、下痢をしてしまうのです。

☆心因性の下痢の治療法

心因性の下痢の場合は、特に大きな病気ではありませんから、そんなに深刻になる必要はありません。

しかし、外出先でも腹痛や下痢が頻繁に起きると、それがまたストレスになって下痢の原因となってしまいますから、できる範囲で対策を取りたいものです。

子供の下痢が心因性のものである場合、子供のストレスの原因を取り除いてあげるとかなり症状は改善されます。

子供の保育園や幼稚園、学校での様子をよく聞いてあげるようにしましょう。

何らかのストレスの要因となるものが分かれば、それを取り除くために何らかの対策を取ることもできますが、子供は親に話すだけで気持ちが楽になったりするものなので、話を聞いてあげるだけで下痢の症状が起きなくなることもあります。

もし、症状が重く下痢が続くようであれば、心療内科などを受けてみるのも1つの方法です。
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②過敏性腸症候群による下痢

下痢をしているが、元気、発熱もないでも慢性的な下痢を繰り返す。

しかも消化管に炎症やポリープ、腫瘍などが認められないにもかかわらず、腸が精神的ストレスなどの刺激に対して過敏に反応し、急におなかが痛くなって下痢をしたり、逆に便秘が続いたりというような便通異常を慢性的に繰り返す病気を「過敏性腸症候群」といいます。

男性は下痢型、女性は便秘方がおおいようです。

「胃腸は心の鏡」という言葉を聞いたことはありますか? 

「心配事があると胃がキリキリと痛んだり、食欲がなくなったりする」

「緊張すると何度もトイレに駆け込んでしまう」

「通勤途中の電車の中や、会議やプレゼンの前または最中などに急に腹痛がしてトイレに駆け込んだことがある」

「旅行に出かけると決まって便秘になる」

など、いずれも多くの人が身に覚えのある事例ではないでしょうか。

ストレスの多い現代社会に起こる特有の現代病といわれています

20~40歳代の人に多く発症し、増加傾向にあります。

生命にかかわる病気ではないものの、深刻な場合には日常生活や仕事などに支障をきたすケースもあります。

☆過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群の症状は、硬い便またはウサギの糞のようなコロコロした便が主で、排便の量が少なく排便後も残便感がある「便秘型」、

激しい腹痛を伴い軟便または水様便や粘液便が主の「下痢型」、便秘型と下痢型を交互に繰り返す「混合(交替)型」などのタイプに分類されます。

激しい腹痛を伴った下痢の症状は、ほとんど目覚めているときに起こり、夜間寝ているときに起こることはまれです。

また、下痢型は男性に、便秘型は女性に多くみられます。

どのタイプにもみられる症状として、急な下腹部の痛み、不快感、おなかがゴロゴロ鳴る、腹部膨満感、おならが多い、吐き気、食欲不振などがあり、これらの症状は排便によって軽減する傾向があります。

さらに、めまい、頭痛、動悸、不安感、不眠などの症状がみられる場合があります。

☆背後に潰瘍性大腸炎や大腸がんが隠れている場合も

下痢や便秘はほとんどの人が一度ならず経験したことがあり、たいていは一時的な症状で治まるため軽くとらえられがちです。

しかし、なかには潰瘍性大腸炎のような炎症性疾患や、大腸がんのような悪性腫瘍などの病気が隠れている場合があります。

便通異常が長く続く場合は、必ず医療機関等で検便や大腸内視鏡などの検査を受け、病変の有無を確認することが大切です。

また、過敏性腸症候群では、便に血が混じる、体重が減少する、熱が続くなどの症状がみられることはありません。

このような症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

☆過敏性腸症候群の治療法

胃痛や下痢、便秘、食欲不振などの症状が現れたときは、腸が、言葉にできない“心の声”を代弁してくれているのかもしれません。

心に過剰な負担をかけてはいないか、無理をしすぎてはいないか、頑張りすぎてはいないか、“腸の言葉”に耳を傾け、じっくりと自分の体と会話してみてはいかがでしょうか。

自分の体としっかり向き合うことは、ひいては自分の心としっかり向き合うことにもなります。

脳と腸は直結していますので、心の健康を取り戻す為にまずは、腸内の改善をしてみましょう。腸内改善がスムーズに行われば幸せホルモンがたくさん作られますので、積極的な思考に変化できるようです。
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③甲状腺機能亢進症による下痢

発熱もなく、長期間下痢を繰り返す症状の中に、甲状腺機能亢進症というのがあります。

甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を高めるホルモンです。

別名、バセドウ病ともいいます。

甲状腺ホルモン過剰の状態では新陳代謝が異常に高くなり、食べても食べてもやせてしまう、疲れやすい、よく眠れない、心臓がどきどきするなどの動悸、汗をかきやすい、下痢しやすい、(女性では)生理がなかなか来ない、手足の震え、倦怠感などといった症状があります。

下痢に加えてこうした症状があれば医療機関にかかりましょう。
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④乳糖不耐症による下痢

元気なのですが、長期間下痢が続くしかも発熱はない状態は乳糖不耐症による下痢かもしれません。

乳糖不耐症は、ラクターゼの活性が低い人が牛乳を飲むと小腸でラクターゼが十分に働かず、牛乳に含まれる乳糖が体内で分解できなくなることでおこります。

分解されずに大腸まで送られた乳糖によって発生した炭酸ガスや脂肪酸が腸を刺激することで、胃痙攣(いけいれん)や下痢などの症状をおこします。

乳製品を子供の頃から摂取してきた人を除き、大抵の大人の腸内ではラクターゼの分泌が少ないことが多いようです。ただし乳糖不耐症でも、ラクターゼが全く存在しない場合もあれば、存在しても充分な量がないだけの場合もあるので、乳糖の許容量には個体差があります。

牛乳を飲めるようにする根本的な治療は難しいですが、乳製品の摂取を控えることで症状の発生を下げることができます。

またチーズやヨーグルトなどの発酵食品では症状がおこりにくいとされています。

☆乳糖不耐症による下痢の治療方法

症状が現れやすい人は、牛乳などの乳糖を含む乳製品の摂取を中止することで下痢や腹部症状は数時間から一日程度で治まります。

乳糖の一部が乳酸菌により分解されているチーズやヨーグルトなどは、乳糖不耐症の人でも下痢などの症状が起こりにくいとされています。
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腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。

また生活習慣病の9割は腸内環境の悪化が原因とも言われています。

ストレスや他の要因で腸内環境が乱れると下痢になる、下痢が続くなどをはじめさまざまな病気になりやすくなります。

まずは腸内環境を改善してみましょう。腸内環境を改善するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

下痢の改善は一段と早くなります。

下痢からわかる病気①

下痢の原因・下痢からわかる病気①
下痢の原因は様々ですが、下痢からわかる病気を見つけることが出来ます。

下痢になっているのですが比較的元気な下痢の場合はどんなことが原因で下痢になるのでしょうか。


目次
・下痢だが元気  ・熱がある急性の下痢  ・かぜ症候群  ・おなかの風邪  ・感染症胃腸炎  ・胃腸炎の潜伏期間  ・感染症胃腸炎の症状  ・治療  ・感染症胃腸炎の予防とケア  ・熱がない急性下痢  ・急性下痢の治療  ・急性下痢の予防とケア  ・条中症  ・条中症の症状  ・条中症の予防  ・条中症の実例  ・腸内環境を整えよう

下痢をしているが元気な下痢

下痢になっても、食欲もあり比較的元気な人もいます。

一時的な下痢の場合は、排便をすることや食事を摂らないで様子をみるだけで治ってしまうことが多いのですが、 慢性的に下痢が続く場合は、なんらかの病気が関係していることが多くあります。

下痢から考えられる病気について考えてみましょう。
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●下痢をしているが元気・熱がある急性の下痢

急に下痢になり、熱がある場合は①かぜ症候群、②感染症胃腸炎があります。熱がない場合は③単なる急性下痢、④条虫症があります。

急性下痢の中には、命に係わる病気が隠れているケースがまれにあります。

例えば、細菌感染が重症化した場合(敗血症)や心筋梗塞、大動脈瘤の破裂、胃腸からの出血などの初期症状が下痢である、ということがあり得ます。

これらの場合は、下痢のほかに腹痛や胸痛、血圧低下・ショック症状など他の症状が一緒に現れますので、注意が必要です。
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①かぜ症候群

鼻、のどまでの間で起こる急性炎症症状のことを総称して「かぜ症候群」と呼びます。

原因となる病原体はおよそ8~9割がウイルスで、残りが溶連菌や百日咳などの細菌、マイコプラズマなどの非定型病原体です。

かぜ症候群を引き起こすウイルスは200種類以上もあると言われており、分離同定することは困難です。

空気中を浮遊しているウイルスなどの病原体が気道内に吸い込まれ、気道粘膜に付着し体内に侵入することでかぜ症候群は発症します。

体力が充実している場合は、自分の免疫能で病原体を排除し、「かぜ」自体を発症させないようにできていることも多いですが、少し弱っていたり、ウイルスの増殖能が強かったりすると炎症が起き、「かぜ」として発症します。

発熱、鼻水、咳、くしゃみ、下痢、嘔吐などはウイルスを排除しようという体の防御反応の結果ともいえます。
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☆おなかのかぜ

よく「おなかのかぜ」といいますが、嘔吐や下痢を来たす急性炎症症状を指しているようです。

正しくは感染性胃腸炎となります。原因となる病原体が胃や腸から侵入し、下痢や嘔吐を来たすものです。

症状は比較的強く、反応が強い場合は一過性に高熱が出ることもありますが、ほとんどの場合強い症状は1日~1日半で落ち着き、3日位で回復します。

下痢がひどい場合は脱水に注意が必要で、水分だけは少しずつ補充することが大切です。
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②感染症胃腸炎

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌などが胃腸内に感染する事で起こる疾患です。

多くは食品や汚染された水から感染しますが、人やペットとの接触により感染することもあります。

一般的に、夏は細菌が繁殖しやすいため、細菌性が多く、冬はウイルス性が流行します。

原因となるウイルスは「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「アデノウイルス」等ですが、中でも多いのがノロウイルスで、感染力も強く、特に注意が必要です。

ノロウイルスは食中毒統計では、毎年1万人を超えていますが、多くの人はウイルスの検査をしないため、実際は100万人以上の感染があると推定されています。
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☆感染症胃腸炎の潜伏期間

・ノロウイルス・・ 汚染された二枚貝や井戸水など 1~2日

・ロタウイルス・・ 汚染された水、二枚貝 1~3日

・カンピロバクター・・ 鶏肉 1~7日

・腸管出血性大腸菌・・ 生肉や加熱不十分な肉 3~8日

・サルモネラ菌 生肉(特に鶏)、卵、ペット・・ 6~72時間

・ウェルシュ菌 煮込み料理など・・ 6~18時間

・ブドウ球菌 汚染された食品・・ 3時間

・腸炎ビブリオ 魚介類・・ 1日以内

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☆感染症胃腸炎の症状

感染性胃腸炎の症状は、病原体により多少異なりますが、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、発熱などです。

特に下痢はほぼ必発です。病原体によっては血便が出ることもあります。

また、感染当初発熱が先行して、その後に嘔吐、下痢など腹部症状が出現することもあります。

乳幼児や高齢者の場合には、脱水症状に陥るケースも多くあり、時に重症となります。

脱水症状を引き起こさないためには、水分補給が大切ですが、症状が強い時には、小量の水分さえ受け付けない状態になり、このような場合は、点滴などの処置を受ける必要があります。
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☆感染症胃腸炎の治療

特効薬はありません。一般的には自然治癒しますので、症状が軽いようなら水分摂取を心がけて、安静にして、自然に良くなるのを待ちましょう。

ある程度、症状が強い時は、対症療法を行います。

感染を起こして下痢が始まると腸内細菌のバランスが崩れるため、それを整えるために整腸剤や乳酸菌製剤が使用されることがあります。

下痢に伴う脱水に対しては点滴が行われます。抗菌薬はあまり使用されません。
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☆感染症胃腸炎の予防とケア

感染症胃腸炎の場合は薬がありませんので、何といっても加熱処理、手洗いと消毒が大事です。

・加熱処理

原因菌やウイルスは、基本的には加熱処理をすることで、死滅させることができます。そのため、しっかりと火が通ったものを食べることが大切です。

・手洗いと消毒
予防のために大切なのは、手洗いと消毒です。

手洗いは外出からの帰った時、食事前、トイレの後など細目に行いましょう。

消毒はアルコール消毒が効果的ですが、ノロウイルスやロタウイルスは抵抗力があります。

ノロウイルスやロタウイルスが疑われる場合は次亜塩素酸ナトリウムが入った家庭用洗剤などで消毒すると効果的です。

また、感染者とのタオルの共用は止め、ペーパータオルなどを使用しましょう。
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③下痢をしているが元気で、熱がない急性下痢

●急性下痢
熱がなくて急な下痢を起こす原因の殆どは、暴飲暴食や刺激物・アルコールの摂りすぎなど、生活習慣の乱れに原因があります。

それ以外に多いのは、ウィルスや細菌の感染によるものや食あたりによる下痢です。

そのほか、薬剤性の下痢や心理的要因によるものなどがあります。

しかし、急性下痢の中には、命に係わる病気が隠れているケースがまれにあります。

例えば、細菌感染が重症化した場合(敗血症―熱が出るがまれに体温低下)や心筋梗塞、大動脈瘤の破裂、胃腸からの出血などの初期症状が下痢である、ということがあり得ます。

これらの場合は、下痢のほかに腹痛や胸痛、血圧低下・ショック症状など他の症状が一緒に現れますので、注意が必要です。
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☆急性下痢の治療

急性下痢の場合は、特に治療をしなくても自然と良くなることがほとんどです。

場合によっては整腸剤を飲む場合もありますが、必ず飲むべきものというわけでもありません。

薬が原因であると思われる場合は、可能な限り原因と疑われている薬を中止してください。

腸の中で有害な細菌が増えてしまわないように、細菌性腸炎ではないことがわかるまで、下痢止めは使わないようにしましょう。

細菌性腸炎が疑われる場合でも、重症でない限り抗菌剤の投与はかえって悪化し、有害となります。

下痢が原因で脱水を起こしているが嘔吐などで口から水分を取れない場合には、点滴による水分補給などを行います。
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☆下痢の予防・ケア

急性下痢のほとんどは、生活習慣の乱れから起こります。

便がゆるくなってきたら、暴飲暴食を控え、おなかを温かくしてゆっくり休養を取りましょう。

下痢をしているときには、脂っこい食事や辛いもの・アルコールやコーヒーなどの刺激物を控え、冷たいものの食べ過ぎ・飲みすぎには注意しましょう。

下痢をしているときには、身体の水分が便と一緒に出てしまうため、脱水状態になりやすいです。

皮膚や口の中が乾いているな、と思ったら脱水状態にあるサインです。経口補水液なども上手に利用し、適度な水分補給を心がけましょう。
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●条中症

条虫は一般的にサナダ虫と呼ばれ、平べったいひも状の長い寄生虫です。 腸管に寄生するおもな条虫類には日本海裂頭条虫、大複殖門条虫、無鉤(むこう)条虫があります。

日本で特によくみられるのが、日本海裂頭条虫です。

幼虫が寄生しているサクラマスやカラフトマスを生で食べることによって感染します。初夏に感染者が多くみられます。

大複殖門条虫症はおもに東海から西の地方にみられ、イワシの生食によって感染すると考えられています。

無鉤条虫症には、牛肉を生または半調理で食べたときに感染します。無鉤条虫はアフリカ、南米、東欧に多くみられ、近年、海外で感染して国内に持ち込むケースがふえています。

ブタ肉に寄生している幼虫を取り込んだ場合には、有鉤(ゆうこう)条虫症になり、成虫は腸管に寄生し、幼虫が脳など体中にばらまかれます。

特に中東ではブタ肉はきちんと加熱調理するようにしてください。
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☆条虫症の症状

日本海裂頭条虫、大複殖門条虫、無鉤条虫などの条虫類の成虫が腸管内に寄生している場合、主として腹痛、下痢、腹部膨満(ぼうまん)感などの消化器症状がみられます。

しかし、自覚症状がなく、虫体が肛門から出てはじめて気づくことが多いです。
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☆条虫症の予防

日本海裂頭条虫症の場合、長く片節が連なって肛門から垂れ下がるのが特徴です。

無鉤条虫は片節が1個ずつ肛門から出てきます。

出てきた虫の形態と虫卵検査によって診断されます。

出てきた虫は、捨てずに医師に見せてください。

そして、1~3カ月以内のサクラマス、牛肉などの生食歴、海外渡航歴を医師に話してください。

感染予防は川魚、サクラマスや牛肉などを生、あるいは加熱の不十分なものをで食べないことです。

冷凍後の魚や肉は生で食べても安全です。
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☆条虫症の実際例

魚を感染源とする条虫症の中で, わが国で最も発生頻度が高いものは日本海裂頭条虫です。

発生地域は、 かつて北海道・東北・北陸に集中していたのですが、 現在は全国的に発生しています。

最近の11年間(2007年~2017年3月) に国立感染症研究所寄生動物部で確定診断したのは114例、 これに学術誌の症例報告数を加えると439例となります。

年平均では40例前後ですが、 実際の発生数はその数倍と推定されているようです。

近年、 海外における和食ブームやサケ・マス市場のグローバル化によって、 これまで日本海裂頭条虫症の発生が無かった欧州やニュージーランドなどでも本種による感染例が報告されています。

また、欧州では北米産の輸入サケが原因と推定された症例もあるので、 これらの地域でのサケ・マスの生食は本種による感染リスクを伴います。
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腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。

これは腸内の環境が良いか悪いかで、健康度が決まるからです。

つまり健康で長生きできるには腸内の環境がとても大切だという事です。

腸はとても敏感なところでいち早く病気のサインを出してくれます。

下痢は病気のサインの初めだと思ってください。

慢性の下痢の方は早急に改善しましょう。

それには腸内環境を整えるサプリメントを利用すると、簡単で速く改善できます。

上手に利用しましょう。
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保存料のソルビン酸で下痢

下痢の原因・保存料のソルビン酸
下痢の原因は食品から発生することが多いものです。

細菌などの食品の腐敗による食中毒で急性の下痢になります。

そうした食品の腐敗を防ぐために利用されているのが食品添加物です。それによる食中毒の多くは回避されます。

しかし、腐敗を防ぐ食品添加物の中でも多く使用されているソルビン酸は危険なもののひとつです。

しかも添加物同士の組み合わせは特に最悪となり、身体を脅かし、下痢の誘発にもなります。

ではどんな組み合わせがあるのかご一緒に考えてみましょう。


目次
・下痢の原因になるソルビン酸  ・ソルビン酸を含む食品  ・ソルビン酸を含む食品以外の例  ・ソルビン酸の危険性  ・ソルビン酸と亜硝酸の組み合わせ危険  ・亜硝酸ナトリウムは発がん物質に  ・添加物を取り続けることで下痢に   ・腸内環境を強化しよう

下痢の原因になる添加物ソルビン酸とは

ソルビン酸は化学合成により製造され、世界で最も用いられている保存料です。

ソルビン酸は別名ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウムともいいます。

ソルビン酸は水に溶けにくいため、ソルビン酸カリウム(ソルビン酸K)が用いられることもあります。

ソルビン酸カリウムの効果はソルビン酸よりもやや劣るため、どちらを使うかはケースバイケースです。

ソルビン酸は脂肪酸の一種であり、広範囲の微生物に抗菌性を持つ保存料です。

カビや酵母、細菌に幅広く効果があります。

特に、カビや酵母は他の食品添加物では対応が難しく、ソルビン酸が広く使われる理由の一つです。

菌はどこにでもいるため、その菌が食品について、増殖をすると、食中毒などの危険性があるため、

コンビニやスーパーのお惣菜やお弁当などにも、このソルビン酸カリウムなどの防腐剤や保存料が、頻繁に使用されているのです。
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ソルビン酸を含む食品例

例:以下の主な食品
かまぼこ・ちくわ・はんぺんなどの練り物、ハム、ソーセージなど加工品、お漬け物、ワイン、ジャム、チーズ、魚肉、ねり製品、鯨肉製品、食肉製品、

うに、いかくん製品、たこくん製品、かす漬、こうじ漬、塩漬しょう油漬、みそ漬、たくあん漬、つくだ煮、煮豆、ニョッキ、フラワーペースト類、魚介乾製品(いかくん製品及びたこくん製品を除く)、

菓子の製造に用いる果実ペースト及び果汁キャンデッドチェリー、ジャムシロップ、あん類、

マーガリン、みそ、チャップ、酢漬の潰物、スープ(ポタージュスープを除く)、たれつゆ、干しすもも、甘酒、はっ酵乳、果実酒、雑酒、乳酸菌飲料など
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ソルビン酸を含む食品以外の例

例:以下の商品
また、ソルビン酸は、食品だけではなく、食品以外にも、歯磨き粉やシャンプー、化粧品などの「防腐剤」として使用されています。

シャンプーは、常に湿気の多いお風呂場にあるため、とにかく雑菌やカビなどが増えやすいものですが、ソルビン酸などの防腐剤や保存料が、腐敗を防ぐ役割を果たしています。
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ソルビン酸の危険性

ソルビン酸Kはソルビン酸にカリウムがくっついた物質で、水溶性なため水に溶けやすい性質を持ち、用途によって使い分けられますが、基本的には同じものです。

ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させたり、染色体異常を引き起こし、変異原性はがんの発生と関係があります。

また免疫障害、腎臓肥大などの危険性もあります。

最近では、生協のスーパーでさえ、保存料を使っていないソーセージやハムを探すのが困難です。

店舗を構えているスーパーやコンビには、廃棄コストを下げることが重要な事でしょうから、やむを得ないのかもしれません。

ただ、食品小売業全般におけることですが、お客様の健康リスクが生じるソルビン酸カリウムなどの防腐剤を使用してでも、利益を重視するのは、良いことなのだろうかと疑問に感じています。

消費者はもっと賢くなり、そうした商品を買い求めない様にすることが大切です。
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ソルビン酸と亜硝酸の組合せの危険

食べ物には食べ合わせがあるように、食品添加物にもあります。 特に悪名高いのは「亜硝酸塩」との組み合わせです。

この2つを同時に摂取すると化学反応を起こし強力な発がん性物質が生成します。

ソルビン酸は、単体でも危険性があると言われていますが、この組み合わせは非常に危険です。

ハムやソーセージなどの加工品には両方含まれていることがあるため、気を付けなくてはなりません。

世の中にある食品添加物のほとんどは、単体での毒性チェックしかされていないため、ソルビン酸のようにたくさんの食品に使われている添加物には注意が必要です。
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亜硝酸ナトリウムは発がん物質に変化する

亜硝酸ナトリウムは、安定した食肉の色を保持する発色剤効果のほか、ボツリヌス菌をはじめとして多種類の細菌の生育を抑え、食肉製品の腐敗を防止する働きを持つなど様々な効果のある添加物として知られています。

この亜硝酸ナトリウムは、子どもたちが好きなハム・ソーセージ等の多くに添加され、食肉や魚卵・魚肉等に含まれるアミンと結合して、

ニトロソアミン類という発がん性物質に変化することによって、摂取し続けると、がんになる可能性が高まると懸念されています。

早急に禁止して欲しい添加物です。がんを誘発する以外に、うつ症状、記憶障害なども見られます。

食品に「発色剤」と聞くと、とても違和感がありますが、この発色剤である亜硝酸ナトリウムが入っていないと、ハムもソーセージもいくらもたらこも、

時間が経つと、鮮やかな色があせて、黒ずんできてしまい、美味しそうに見えなくなってしまうとの理由から、亜硝酸ナトリウムを使用することが多いのです。

食事をする時に、目で見て楽しむ、また美味しそうに見せるための工夫は必要だと思いますが、健康を害する危険性のある食品添加物に頼って、美味しそうに見せるのは、非常に危険な事です。
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添加物を摂り続けることで、下痢の原因となる

ソルビン酸は菌を繁殖させない防腐剤や保存料ですから、細菌を殺すのではなく増殖を抑制するものです。唾液や胃液などで希釈されて大腸到達時の濃度はきわめて低いので、

保存料がヒトの腸内の善玉菌を始め、体内の有用菌を殺すといったことはありません。

厚生労働省が認めている添加物の1日の摂取許容量は、毎日欠かさず摂取した場合の数字となっており、ハムやソーセージを毎日大量に食べ続けることは困難なので、

ただちに健康に悪影響を及ぼすことはないのですが、日々の積み重ねで、長年の添加物で徐々に体内に蓄積されていく可能性を考えると、

ソルビン酸や亜硝酸ナトリウムなど添加物は、摂らない方がよいのです。こうしたものを毎日摂り続けると、当然腸内環境は悪化します。善玉菌が増えず悪玉菌の温床となりかねません。

特に腸はダイレクトにダメージを受けます。長年の食生活の積み重ねで腸内環境は変化し、下痢をはじめとする体調不良、ひいては本格的な病気へと移行してしまいます。

生活習慣による病気の9割は腸内環境の悪化が原因なのです。

亜硝酸ナトリウムなどが入っていない、添加物の少ないハムやソーセージなども販売されています。

特に、妊婦さんや小さなお子様には、より安全性の高い食品、出来れば添加物の無い、あるいは少ない食品を選んでください。
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腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。特に腸内環境を良好に保つことは病気にならない秘訣です。

私達は毎日の食生活で、添加物の無い食事をすることはとても困難です。いや出来ないと言ってもよいでしょう。

しかし、私達が元気でいられるのは腸内の働きのお陰なのです。腸内では有害なものを素早く排除できるシステムが備わっています。

腸内環境が良好であればこのシステムが充分に稼働するのです。ですから、下痢をはじめとする体調の優れない方は早急に腸内環境を強化しましょう。

腸内環境を強化するサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

ハンバーグの焼き方で下痢

食中毒・ハンバーグの焼き方で下痢に
食中毒による下痢の原因は夏でも冬でも起きやすいものです。

現代では冬の暖房が行き届き、室内でも20℃以上は保たれている状態ですので、食中毒は起きやすくなっていると言っても過言ではありません。

食中毒は気を付けていても思わぬところで発生するものです。ではどんな時に起きるのでしょうか。


目次
・下痢の原因となる生焼ハンバーグ ・食中毒の実例① ・食中毒の実例② ・食中毒の実例③ ・問題点 ・生肉に付着する大腸菌 ・腸内環境を強化しよう

下痢の原因となる生焼きハンバーグ

下痢になる危険性が高い料理として“ハンバーグ”があります。え!と思われる方が多いでしょうがハンバーグの焼き方に問題があるのです。

ハンバーグに使うミンチ肉は表面積が広いため、菌が付着しやすくなっています。

さらにミンチ肉を丸めると、中に閉じ込められた菌は生き残ってしまう可能性が充分にあります。

生の食肉や加工食肉製品などには病原性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ菌などが付着している可能性が少なからずあります。

そのため生焼きであれば閉じ込められた菌は程よい温度で菌が増殖し、食中毒の原因となるのです。
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例:ある焼き肉店のハンバーグ

ある焼き肉店のハンバーグステーキでは、牛のひき肉の塊がレアに近い状態で客に提供されていました。

出されたハンバーグは厨房で多少加熱しているのでしょうが、ほとんど生の状態のひき肉でした。

お客様は、鉄板に載せられた専用の焼石でそのハンバーグを焼いて食べるというスタイルの様です。

こうした生焼きの形で牛肉を生で食べることは食中毒の危険性が高いのです。

老人や子供は免疫力が弱くまた何らかの理由で免疫力が低下した人達が食べると食中毒の発生に繋がる可能性が大いにあります。

食中毒の実際例①

2009年、焼き肉チェーン店のペッパーランチは、牛の成型肉を十分加熱せずに客に提供し、客も鉄板で十分加熱せずに食べて、30名以上の腸管出血性大腸菌(O157)による食中毒患者が発生しました。

今回の店のハンバーグは、牛のひき肉です。ひき肉は、究極の成型肉といえます。O157は、牛肉の表面に付着していることが多いものです。

ミンチされたひき肉は、表面に付着していたO157がどこに入ったかわからりません。

だからハンバーグは中まで十分に火を通さなければ食中毒の危険性が高くなるのです。

厚生労働省は、「結着・成型肉、ひき肉調理品等の病原微生物による汚染が内部に拡大するおそれがある肉については、中心部の色が変化するまで、十分に加熱をしてください」という指導をしています。
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食中毒の実際例②

過去には死亡事件も発生しています。食肉の生食で忘れてはいけないのは、2011年に「焼肉酒家えびす」で起きたユッケの食中毒です。2人の6歳の子どもを含む5人が亡くなっています。

2016年もゴールデンウィークに開催された肉フェスで、加熱不十分の鶏肉で食中毒が起きています。

食中毒の実際例③

平成31年2月に同一系列の焼き肉店を2月9日から2月12日にかけて利用した人に、腸管出血性大腸菌O157食中毒が発生しました。

下痢、嘔吐等の症状が現れた者の14名の便から、腸管出血性大腸菌O157が見つかり、このうち、3月11日までに判明した13名の便より分離された菌株の遺伝子型が全て一致していたそうです。

過去の教訓が生かされていない

日本人は過去のことを教訓とするのが、非常に苦手な民族のようです。なぜならどんなことが起きても「自分の家族に限ってそれは起きない」「すべては他人事で自分には降りかからない」と安易に考える傾向があるからです。

現在、生レバーは禁止され食べることができません。ユッケも条件付きの許可で値段が高くなり、庶民の口には入らなくなっています。

ところが、生ひき肉は行列ができる有名店でも堂々と提供され、テレビ番組ではグルメだと絶賛されています。

これでは、「生ひき肉ならいいのか」と勘違いする消費者や事業者が出てくる危険性がおおいにあります。

ひき肉の生焼きこそが危ないことがわからないのでしょうか。

食はマスコミ、特にテレビが取り上げることで信用度が高くなり、人気が出て多くの消費者が、何も疑わずに食べる機会が増えていきます。

テレビに出ているお店だから信頼性が高い、衛生的にちゃんとしたものを提供しているなどと勝手に思い込む人もいます。
 
こうした食中毒の危険性を回避するために さらにハンバーグも、十分加熱しないで提供することを法律で禁止すべき時期にきているのではないでしょうか。
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下痢の原因となる生肉に付着する病原性大腸菌

病原性大腸菌はOー157、O―11などがあります。

病原性大腸炎は病原性大腸菌感染症と言われています。

O-157と聞くと鮮血下痢便が出るというイメージですが、実は全てがそうではないのです。大腸菌にも数種類あり、多数の大腸菌は無害なのです。

腸炎や下痢を起こす大腸菌を病原性大腸菌と呼んでいます。

●嘔吐、下痢、腹痛、発熱などを起こす腸管病原性大腸菌

●血便を引き起こす組織侵入性大腸菌

●嘔吐下痢症のような水下痢を起こす毒素原性大腸菌

●腸管内に出血をおこす腸管出血性大腸菌
などがあります。
O-157は腸管出血性大腸菌です。O-157だけでなく、O-111やO-165などいろいろな種類があります。

他の大腸菌とどこが違うかというと、ベロ毒素という強烈な毒素を出すということだそうです。

この毒素を出すことで大腸の壁が破れて鮮血便が出ます。

ベロ毒素は大腸から全身を回って行ってしまい、腎不全を起こしたり、血管の中を毒素が回ってしまい貧血や血が止まりにくくなったりもします。

腎不全や貧血、血小板が少なくなることを溶血性尿毒症症候群と呼んでいるそうです。

そして、ベロ毒素が脳の血管に辿り着き、血管を傷つけるとけいれんや意識障害、脳症を引き起こして最悪の場合、死に至ってしまうということになるのです。

O-157は怖いというイメージは誰もが持っていると思いますが、O-157に感染した全ての人が必ずしもこの恐ろしい症状を発症するわけではありません。

全く症状が出なかったり、軽い下痢や腹痛程度で完治する方もいらっしゃいます。

腸管出血性大腸菌による食中毒の例は、食肉を生や加熱不足で食べて感染する場合が多いと言われています。

海外では肉類だけでなく、生野菜でも感染した例もあります。また、家畜の糞や、感染した人から人へ感染します。

食中毒と言うと、ジメジメした季節に流行るというイメージですが、O-157は感染力が普通の食中毒よりも強いため、気温の低い秋や冬でも発生します。

全ての人が重症化するわけではありませんので、少しでも下痢で不安を抱えていらっしゃるのであれば、病院で検査を受けましょう。

腸管出血性大腸菌は周りの人にも移ってしまうと大変なことになりますし、下痢を悪化させないためでもあります。
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●治療
下痢や腹痛、脱水に対しては水分補給、補液(点滴)等を行います。下痢だからといって下痢止めは使用しないでください。

下痢の回数などが酷い場合はすぐに病院へかかりましょう。

抗菌薬は時に症状を悪化させることもありますので、使用するかどうかについて慎重に判断されることとされています。 予防ワクチンは開発されていません。

●予防
経口感染や接触感染により感染するため、肉類は十分に加熱すること、肉類を調理した調理器具で生食の食品を扱わないこと、手洗いを徹底すること等が大切です。

腸管出血性大腸菌は加熱により死滅します。したがって、腸管出血性大腸菌の食中毒を予防するためには、生肉を使った肉料理を避けることや、肉の中心部まで十分に加熱することが重要です。

飲食店などで食べるときには、生肉や肉を生焼けで食べる料理がメニューにあっても、なるべく避けたほうが安全です。

また、焼肉やバーベキュー等、自分で肉を焼きながら食べる場合も、十分加熱し、生焼けのまま食べないようにしましょう。

特に、若齢者、高齢者、抵抗力が弱い方は、重症化することがありますので、生肉や加熱不十分な肉料理を食べないようにしてください。

焼き上がったハンバーグの中央にお箸を刺して透明な肉汁が出れば安全に焼けた目安なので、ぜひ参考にしてください。
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腸内環境を整えましょう

同じ物を食べても病気が発生する人、あるいは軽くて済む人、全く症状が出ない人などがいます。この差は一体何でしょうか。

ズバリ、それは腸内環境の良し悪しが関係しています。

腸内で有害なものが入ってくると、腸内善玉菌が有害菌を増殖しない様に阻止します。

それによって発病するかしないかが決まります。

それは、腸内での免疫力が充分に備わっているからです。腸内環境が良いと腸内の免疫力が充分に発揮できます。体全体の免疫力の60~70%は腸壁に存在します。

食べ過ぎ、飲み過ぎなどによる下痢も腸内環境を整えてやると下痢はおさまります。
腸内環境を良くするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

年末年始のハム類が下痢に

下痢の原因・年末年始の常温保存のハム類
年末年始にはお歳暮や年始の挨拶の品物にハムがあります。

最近は要冷蔵の「ハム詰め合わせ」を常温のまま送る人が増えています。

このことは食中毒になる危険性が大いにあります。では、なぜなのかご一緒に考えてみましょう。


目次
・食中毒を起こす常温ハム  ・食中毒を起こすボツリヌス菌  ・ボツリヌス菌の特徴  ・死に至るボツリヌス菌  ・ボツリヌス症の症状 ・食中毒の実例  ・ボツリヌス菌食中毒の予防法 ・腸内環境を強化しよう

食中毒を起こす常温ハム販売は絶対に食べてはいけません

2019年12月20日の毎日新聞 の記事によると、要冷蔵のものを常温で保管すると食中毒菌が繁殖し、食中毒の危険性があります。

絶対に食べないでくださいと書かれています。以下はその記事です。

毎日新聞の記事
「要冷蔵」ハムを常温販売 ネットのフリマサイトで横行 消費者庁「食べないで」
お歳暮で贈られることも多い「要冷蔵」のハムやかまぼこをインターネットのフリーマーケットに出品し、常温のまま配送するケースが横行している。

消費者庁やフリマの運営事業者は出品者にクール便の利用を求めているが、記者が取材で購入してみたハム詰め合わせも、5日間かけて常温で届いた。

「要冷蔵品ですが、冬ですので常温発送します」「発送まで冷蔵庫で保管しますが、保冷剤を入れて常温で発送します」

 大手フリマアプリで「お歳暮」などと検索すると、要冷蔵の食品を常温で配送するとうたう商品が多数見つかる。

個人間で売買するこうしたアプリには、利用者の安全のため匿名で配送できる仕組みがあるが、クール便は匿名で使えない。

送料も数百~1000円以上高くなることが、背景にあるとみられる。

記者も取材のため、フリマ大手の「メルカリ」で、常温配送だという生ハム、ウインナー、焼き豚などの5点詰め合わせを3800円で購入してみた。

送り主は山陽地方在住で、東京都内で受け取るまでにかかった日数は5日。「要冷蔵」の食品は10度以下での保存が求められているが、それより気温が高い日も多く、郵便局内などはさらに温度が高い。保冷剤が有効なのも1時間程度だ。

消費者庁の担当者に購入を伝えると「絶対に食べてはいけません」。メーカーのプリマハムは「指定の温度を守って保管、配送してほしい」と訴えた。

ハムなどで危険なのが、食中毒で死亡することもあるボツリヌス菌だ。

嫌気性で熱に強いため、真空パック内などでも増殖し、家庭で加熱して死滅させるのは難しい。

消費者庁によると、個人間の売買でも食中毒の危険性を知った上で繰り返し販売すれば、食品衛生法違反に当たる可能性もあるという。

万が一、食品事故が起きた際は責任も問われかねない。
 
消費者庁は10月下旬、フリマ大手のメルカリ、ヤフー、楽天に対し、要冷蔵品の常温配送について注意を促す協力を要請。

各社は利用者向けのお知らせや出品ガイドに注意を追加するなどした。メルカリは取引を監視し、問題があれば警告や削除をするとしている。

楽天は利用規約を改正して違反があれば出品を削除する対応を始め、ヤフーも同様の対策を検討中という。                                      
以 上
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食中毒を起こすボツリヌス菌は酸素のないところで増えるから怖い

ボツリヌス菌は、土壌や河川、動物の腸管などの自然界に広く存在します。

酸素の無ないところで増え、熱に非常に強い芽胞を作ります。

また、自然界の中では最も毒性の強い神経毒を作る特徴があります。

ボツリヌス菌の特徴

ボツリヌス菌は芽胞(がほう)という「固い殻に閉じこもった種子のようなかたち」になると、熱、乾燥、消毒薬等に強い状態になり、増えることはできませんが厳しい環境でも長く生き延びます。

ボツリヌス菌の芽胞は、低酸素状態などの生育環境が整うと発芽・増殖が起こり、毒素がつくられます。
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死に至るボツリヌス毒素

ボツリヌス菌の毒素は、現在知られている自然界の毒素の中では最も毒性が強いといわれ、A〜Gまでの型に分類されています。

ボツリヌス菌は嫌気的な食品において増殖する際、毒素(ボツリヌス毒素)が産生されます。

この毒素が神経伝達物質であるアセチルコリンに作用して、神経と筋肉の伝達を遮断するため、麻痺症状を起こします。

自然界に存在する毒素では最も強毒で、ふぐ毒の1,000倍以上であると云われています。
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熱に強いボツリヌス菌芽胞

ボツリヌス菌は耐熱性の芽胞を形成しますが、ボツリヌス菌の型により熱抵抗性が異なります。

タンパク分解性のA型菌やB型菌芽胞は熱抵抗性が高く、121℃、4分以上の加熱でなければ死滅しません。

E型菌は熱抵抗性が弱く80℃、10分で死滅します。

十分な警戒が必要です。

日本においては、ボツリヌス症は、四類感染症に指定され、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることが義務づけられています。

ボツリヌス症の症状

ボツリヌス症は、食品中でボツリヌス菌が増えたときにつくられたボツリヌス毒素を食品とともに摂取したことにより発生する食餌性ボツリヌス症、

1歳未満の乳児に発生する乳児ボツリヌス症、創傷ボツリヌス症、成人腸管定着ボツリヌス症の4つに分類され、いずれも死亡を含む重篤な症状に陥ることがあります。
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下痢からすぐに便秘、神経症状

原因となる食品を食べてから、8~36時間後に発症します。病状の進行は数時間から数日にわたることもあります。

消化管症状(嘔吐、腹痛、下痢等)を発生することもありますが、すぐにこれらの症状は便秘となります。

筋力低下、神経症状(視力障害、呼吸困難など)などきわめて特有な症状がでます。乳児ボツリヌス症では3〜30日間で症状がでます。

ボツリヌス菌食中毒の実際例

原因食品はボツリヌス菌は缶詰、ビン詰、真空包装食品、発酵食品、レトルト類似食品が原因となります。

酸素が少ない状態で増えるため、過去にはからし蓮根、いずしで起こしています。

また常温で保管しているハム類などは発生しやすいので保管には充分に注意して下さい。

①鰊(にしん)のいずし
国内でのボツリヌス菌食中毒の発見は遅く、1951年に北海道の岩内町で魚介類の発酵食品のいずしが原因でボツリヌス食中毒の発生により、14名が発症、内4名が死亡した事件が最初です。

こうしたボツリヌス菌食中毒は1951年から2012年までに120事例報告され、うち104事例(86.7%)は魚介類の発酵食品であるいずしを原因としたE型菌です。

原因食品はパックされた加熱食品や缶詰が4事例、輸入品が2事例で、残念ながらほとんどの事例は原因食品が明確にされていません。

ところが、近年になり、真空包装食品や缶詰によるA型ボツリヌス菌による集団例や散発的な発生が多発してきました。

②からし蓮根
1984年6月下旬から,「からし蓮根」を原因食とする「ボツリヌス中毒患者」が九州地区をはじめ,京都,島根,岐阜,東京,愛知,千葉,広島,徳島,愛媛の各県で広範囲に発生し,11名の死者を出すという食品衛生関係者には全く大きなショックの事件が発生した。
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下痢にならないためのボツリヌス菌食中毒予防法

・容器が膨らんでいる缶詰、びん詰、真空パック食品などは食べません。

・外観が真空パックに似ていても、常温保存できない食品があります。保存方法(保存温度)の表示を必ず確認ください。

・1歳未満の乳児は、乳児ボツリヌス症を起こすことがあるハチミツ、コーンシロップは絶対に避けてください。

・ボツリヌス菌の芽胞が死滅するには120℃、4分以上の加熱が必要です。

・ボツリヌス菌が増殖する可能性のある食品は10℃以下の低温保存をして下さい。

レトルトパウチで包装された食品は、必ずしも上記の容器包装詰加圧加熱殺菌食品とは限りません。

近年、ボツリヌス菌食中毒の発生例が多い容器包装食品は、ボツリヌス菌の増殖が可能な食品が多く含まれています。

なぜなら、食品のpHが4.6以上、水分活性が0.94以上であって、ボツリヌス菌芽胞が死滅する120℃、4分以上の加熱が施されていない容器包装に密封した食品

(レトルト食品類似の真空包装食品)はボツリヌス菌芽胞が生残している可能性が高く、嫌気環境であるためにボツリヌス菌の増殖の危険性が高くなるからです。
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腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。

腸内では有害なものをいち早く排出したりする働きがあります。

そのお蔭で私達は健康的にすごすことができています。例え食中毒菌が体内に入ってきても、そこで増殖しなければ、発病しなくても済みます。

いかに腸内環境を大事にしなければならないかがわかります。

おなかが敏感な方、弱い方はぜひ腸内環境を強化してください。

腸内環境を強化するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
下痢の改善は一段と早くなります。

食中毒になる食器のつけ置

下痢の原因は食中毒を起こす食器のつけ置きなど他
食中毒による下痢の原因は夏でも冬でも起きやすいものです。

現代では冬の暖房が行き届き、室内でも20℃以上は保たれている状態ですので、食中毒は起きやすくなっていると言っても過言ではありません。

食中毒は食べ物が原因だけではありません。
日々の生活の中にも原因があるのです。ではどんな時に起きるのでしょうか。


目次
・食中毒の原因となる食器のつけおき  ・10時間後に菌が7万倍に  ・ブドウ球菌が下痢や病気を引き起こす  ・食中毒の原因にビニール袋のストック  ・すすいでもサルモネラ菌検出 ・加熱しても冷凍しても死なない菌  ・食中毒の原因となるまな板 ・腸内環境を強化しよう

食中毒の原因となる食器のつけ置き

後片付けは多くの人が出来れば避けたい家事の一つです。

忙しいから、疲れているから、面倒なので、そこでついついしてしまいがちなのが、使い終わった食器の長時間の浸け置きです。

朝ごはんや夕ご飯の食器を水に浸け、「帰ってきたら洗おう」、「明日の朝洗おう」などと放置してしまうことがないでしょうか?

この状態は糖分やアミノ酸などをエサに食中毒菌が増えやすい環境になってしまいます。

そもそも、菌が発育しやすい条件は「栄養」「水分」「温度」の3つです。

食べ終わったあとの食器は栄養たっぷりで、つけおきにすれば水分もばっちり、菌が繁殖する条件にぴったりなのです。

長時間もつけてしまうと菌が増殖しやすい温度になるので、菌の量が爆発的に増えてしまいます。
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食器のつけ置きは10時間後には食中毒菌が7万倍に増える

「衛生微生物研究センター」が行った実験によると 食後のごはんやおかずがついたままの食器を、10時間水につけ置きすると、つまり一晩おくと、

ブドウ球菌・大腸菌などの一部の菌数が、約7万倍に増殖することがあり、その細菌数は、“キッチンの排水口並み”になったそうです。

この状態の食器をスポンジに洗剤をつけて洗っても、最大で1,000分の1程度にしか菌が減らなかったそうです。

ただし、浸けてすぐさま増えるのではなく約2時間後から盛んに増殖し始めるので、浸け置きは1~2時間以内であれば、大丈夫だそうです。
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☆下痢をはじめ様々な病気を起こすブドウ球菌

私たちの身のまわりには、たくさんの細菌が生息しています。

ブドウ球菌には、黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌があります。

ブドウ球菌は顕微鏡で見ると、葡萄の房状に集まって見えることから、その名前がつけられています。

どちらも人間の皮膚にどこにでもいる常在菌で、健康なときには害を受けることはほとんどありません。

しかし、免疫力が低下したり、傷口から体内に侵入し増殖したりすると、感染症を引き起こします。

場合によっては、食中毒だけでなく、ブドウ球菌に感染して他の病気になることもあるので、注意が必要です。

ブドウ球菌が感染する部位によって、発症する病気と症状が異なります。
ブドウ球菌に感染した場合の主な病気と症状は以下の通りです。

●食中毒
化膿した傷がある手で調理後の食品や調理器具を触ることで、口に入れる物がブドウ球菌によって汚染され、それを食べることで食中毒になります。

ブドウ球菌による食中毒の主な症状は、嘔吐や下痢、腹痛です。発熱はなく、原因の食事をとって数時間で急激な症状が現れるという特徴があります。

●骨髄炎や敗血症
病原性は表皮ブドウ球菌より黄色ブドウ球菌の方が高く、抗生物質が効きにくいメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)というものも存在します。

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は抗生物質が効きにくいため治療が難しく、重症化すると、骨髄炎や敗血症などを起こします。

●とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひは、虫刺されやあせもなどを掻き壊した傷から、おもに小児期にみられることの多い病気です。

黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌が感染して起こる細菌皮膚感染症です。

とびひにかかると、強いかゆみを伴った水ぶくれができ、膿んで破けます。

かゆみがあるため、ついつい搔いてしまい、水ぶくれの汁がついた手で他の部位を触ることで、感染が全身に広がっていきます。

●ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群は、新生児・低月齢の乳児に多く、ブドウ球菌がもつ毒素が全身に回ることで生じます。

首やわきなどの皮膚のびらんから始まり、短期間で全身にやけどと似た皮膚症状が現れ、大きくむけてしまいます。

●化膿性乳腺炎
ブドウ球菌に感染すると、授乳中のママが乳腺炎を発症することがあります。乳児に歯が生え始めると、授乳の際に乳首を傷つけてしまうことがあり、そこからブドウ球菌が入り込むと発症します。

化膿性乳腺炎の主な症状としては、発熱や悪寒、おっぱいの腫れやしこりなどが挙げられます。

●骨髄炎
骨髄炎とは、ブドウ球菌菌が骨に侵入して炎症が起きている状態です。

発症すると、発熱や皮膚の腫れ、倦怠感、食欲不振などが現れます。

●肺炎
ブドウ球菌が肺に感染することで、肺炎を発症することがあります。免疫力が低い新生児や乳児にみられます。

高熱とともに痰のからんだような咳が出て、急激な呼吸困難になるのが特徴です。ひどい場合は膿胸(のうきょう)とよばれる胸膜腔に膿がたまった状態になり、肺での広範囲な感染が見られます。

●敗血症
原因菌にはさまざまなものがあり、多いのはレンサ球菌、大腸菌、ブドウ球菌、肺炎菌などです。

健康な人ではこれらの細菌が血液中で増殖することはありませんが、からだの抵抗力がおとろえていると、かかりやすくなります。

敗血症は原因菌の種類に関係なく、いずれかの感染巣から血流中に菌が入り込み、高熱や頻脈、呼吸数の増加などといった全身的な症状を呈するような状態になったものを指します。

近年では、全身的な炎症反応が特徴であることから、「全身性炎症反応症候群」とも呼ばれています。

このような状態におちいると生命の危険が増すため、緊急な治療を必要とします。敗血症は人から人へと感染することはありません。

血流中に菌が入り込んでも頻脈や呼吸数の増加を伴わない状態のときは、病状が敗血症より軽く「菌血症」と呼ばれています。
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食中毒の原因となるビニール袋のストック

更についつい、してしまいがちなのがスーパーのビニール袋をストックし、再利用することです。

ジッパー付のポリ袋は、食品の保存用に重宝されます。

手で「パチッ」と留めれば、簡単に密閉状態がつくれる。

1度使っただけならジッパー部分は壊れないし、袋も丈夫なので再利用したくなるかもしれません。

肉や魚の袋はもちろん危険ですが、野菜にも細菌や微生物がたくさん付着しているので、生鮮食品の入っていたビニール袋などの再利用は避けましょう。

洗えば大丈夫だと思われがちですが、洗っても菌は充分に落ちませんので、絶対に避けましょう。
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●洗剤で洗い3回すすいでもサルモネラ菌検出

2017年10月10日放送の「あさイチ」(NHK)では、麻布大学食品安全科学研究室での検証実験の様子が放映されました。

それは「肉に下味をつける」作業を再現し、ジッパー付ポリ袋に鶏肉と酒、しょうゆを入れてよく揉み、30分以上置いてから中身を取り出しました。

それから袋に水と洗剤を入れ、ジッパーを閉めてから袋を振って洗い、水で3回すすぎました。

丁寧に洗ったように見えましたが2日後、袋を検査したところ食中毒の原因菌として知られる「サルモネラ」が検出されました。

実験では、袋をしっかり洗浄したようでもサルモネラが残っていましたので、「食べ物の二度使いはやめた方がいい」と警鐘されています。

東京都福祉保健局のサイトによると「サルモネラ属菌」は、卵(加工品を含む)、牛肉のレバ刺し、食肉調理品(特に鶏肉)、うなぎやスッポンが汚染の原因となりやすいとあります。

感染すると腹痛や下痢、おう吐、発熱の症状が見られます。
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●加熱しても冷凍しても死滅しない菌がいる

では、生肉でなければどうだろう。加熱しても毒素が消えない菌があるため、調理した食べ物を1度袋に入れたら、別の食品保存のための再利用はやめましょう。

野菜も、絶対に安全とは言えません。東京都福祉保健局は、「その衛生状態によっては、食中毒の原因となることもあります」と注意喚起している。

都が2009年7月~11年10月、大田市場内に流通する生で食べられる野菜237検体を調べたところ、全体の11%にあたる27検体から食中毒起因菌が検出されました。

感染するとおう吐や下痢を引き起こす「セレウス菌」が最も多く、大腸菌や黄色ブドウ球菌も見つかっています。

こうした菌は、野菜の「水洗いで減らすことができる」といわれますが、完全駆除は難しいようです。野菜を保存したジッパー付ポリ袋でも、二度使いはリスクを伴います。

さらに、サルモネラをはじめとする食中毒起因菌は、冷凍しても死滅しません。

冷凍肉の保存に袋を用い、肉を調理しようと解凍した際に「冬眠状態」だった菌が目覚めて袋に付着する可能性も考えられますので、絶対に避けましょう。

厚生労働省が公表している「食中毒統計資料」で、2016年の月別発生状況を見ると、件数が最も多かったのは12月の115件、次いで3月の112件となるが、10月も97件と決して少なくありません。

冬だから安心ではなく、夏でも冬でも、1度使ったジッパー付ポリ袋、「捨てるのはもったいない」と思っても、洗ってまた食べ物を保存するのは避けましょう。
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食中毒の原因となるまな板

「まな板」の殺菌方法も問題があります。

食中毒の原因にもなりかねません。まな板の殺菌といえば“熱湯をかける”というイメージがありますが、実はそれだけでは不十分なのです。かけるだけでは菌は死なないのです。

まな板の消毒方法
まな板の掃除の基本的な手順

①汚れを落とす
まな板は使っているうちに、包丁による傷がいっぱいついてきます。

そのキズの中に食材の汚れが付着しやすく、さっと洗っただけでは落とし切れません。

キズに染み込んだ食材の汚れに菌が付着し、猛烈な勢いで繁殖します。

特に魚やお肉のたんぱく質は食中毒の原因菌が大好物なので、しっかり汚れを落としましょう。

出来れば木製のまな板はタワシで、樹脂のまな板はスポンジなどでゴシゴシと念入りに洗ってください。

洗う時に塩、重曹、除菌効果の高い洗剤などを使うとなお良いでしょう。

②すすぐ
すすぎは流水でしっかりと洗い流してください。特に洗剤を使った場合は洗剤分が残らない様に念入りに流しましょう。

洗剤を使う時は、決して原液をそのまままな板にかけないでください。必ず薄めて使ってください。

原液をそのまま使うと充分に洗剤が落ちない場合があります。

③除菌(殺菌・消毒)する
魚やお肉を切った場合には、①、②の手順の後に、まな板に熱湯をかけまわして、殺菌消毒をします。そうすることで、まな板も乾きやすくなります。

肉や魚を切った直後のまな板に直接熱湯を掛けないようにしましょう。

熱湯でたんぱく質が固まって、キズの中に入り込み、汚れが落ちにくくなるので、必ず、汚れを水で洗い流してからにして下さい。

④乾燥させる
すすいだ後は、水気をしっかり拭き取るなどして、充分に乾燥してください。まな板の手順の中で、最も重要な項目です。菌やカビは乾燥に弱いのです。

⑤保管する
風通しがよく、乾燥している場所に保管しましょう。

まな板には食材の色やカビが付きやすいので、時には塩素系台所漂白剤などを使用してもいいですよ。

まな板にまんべんなく、液を掛け、その上にキッチンペーパーやラップを張り付けて、5分から10分程度放置してみましょう。それから充分にすすいでください。

まな板が見違えるほどキレイになります。木製の場合はあまり適していません。

その場合には酢やアルコール濃度の高いお酒(25度以上)のスプレーをかけ、その後日光に当てる方法も有効だそうです。

シンクの下はジメジメしていてカビなどが発生しやすいところですので、保管するなら充分に乾燥したまな板にして下さい。
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腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。

食中毒にかかるのも、おなかの中の免疫力が弱っているためです。

胃腸が元気であればたとえ有害菌が体内に入ってきても、増殖を抑え速やかに排出します。

特に腸内環境を整えておくと、様々な病気の予防になります。

生活習慣病の9割は腸が原因だと言われているからです。

まずは腸内環境を強化しましょう。

腸内環境を強化するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

年末年始の下痢の原因は?

下痢の原因は年末年始の胃腸負担
年末年始になるとさまざまな行事が目白押しになり、胃腸に負担がかかる時期です。
それに伴い下痢も発生しやすい季節になります。

クリスマスパーティーや忘年会、お正月のごちそうなど、イベント続きの年末年始はついつい食べすぎ・飲みすぎになりがちです。

胃腸に負担がかかりすぎると、体調を崩して胃痛・腹痛を起こして下痢なる事もあります。胃腸に負担がかかり、下痢の原因、その予防について考えてみましょう。


目次
・下痢が続く原因は暴飲暴食から  ・ストレスで暴飲暴食に  ・暴飲暴食にならない為に  ・下痢の原因はアルコールの飲みすぎに  ・体力が回復せず下痢が続く ・下痢以外の病気  ・胃腸を健康に保つために ・腸内環境を見直そう

忘年会やお正月のごちそう…胃腸は大忙しのシーズン

年末のシーズンは、仕事や交友関係での忘年会やクリスマスパーティーなどで、短期間に複数の飲み会に参加する方が多いのではないでしょうか。

さらに、業種にもよりますが、12月下旬からの冬休みがあるために、年末の仕事のスケジュールがタイトになると、ストレスが原因で胃腸へ負担も増大します。

ただでさえ仕事が忙しく胃腸に負担がかかっているところに、食べすぎ、飲みすぎで食事のバランスが崩れた生活が続くと、胃腸が正常な状態を保てず、体調を崩したり、胃腸の病気にかかってしまう可能性が高まります。
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下痢が続く原因は暴飲暴食から始まる

忘年会、クリスマス行事で仲間や会社の同僚たちと飲み会の機会が多くなります。ついつい自分の体調を忘れて飲み過ぎることが多々あるようです。

そしてその流れでお正月を迎え、新年会が行われます。

こうした行事は暴飲暴食になりがちです。胃腸も負担がかかります。

食べ過ぎればこれを充分に消化する程の消化液が出てこないために消化不良を起こしたり、一時的に腸の働きが弱まって下痢をするのです。

殆どの人は2~3日でおさまってしまいますが、おなかの弱い人はこれがきっかけで下痢がなかなか治らない場合もあります。
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ストレスで暴飲暴食に

また日常的に暴飲暴食する人がいます。何故暴飲暴食をすることになってしまうのでしょうか。それはストレスです。

仕事のストレスやダイエットの失敗などがきっかけとなって暴飲暴食が始まることは、けっして珍しいことではありません。ストレスが脳に溜まると脳が疲れます。

脳が疲れてしまうと、満腹中枢がおかしくなってしまい、いくら食べても満腹だと感じなくなってしまうのです。

しかし、次第に食べることに思考がとらわれ、一度食べだすと止まらない、お腹が空いているわけではないのに食べずにはいられないというようになります。

暴飲暴食を繰り返す自分が嫌で堪らず、そのことがストレスになって暴飲暴食のスイッチが入ってしまうという悪循環を繰り返します。

そうしたことが続くと消化不良が起こり、下痢が起ってしまいます。慢性的な下痢に陥る可能性もあります。
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ストレスで暴飲暴食にならない為には

①朝食を抜かない
ストレスが原因で暴飲暴食する時、無茶な食べ方をしやすいのは、夜間です。

仕事からの帰宅中にコンビニに寄ってお菓子を大量に買い込み、夜、1人で無茶食いをするというのが、よくあるパターンです。

そのため、胃がもたれ、胃腸の調子を崩します。朝食も欲しくなくなります。

朝食を抜くと、昼食は食べ過ぎになる傾向があります。

朝食をしっかり摂って早めに代謝にスイッチを入れることで、食欲をコントロールしやすくなります。

②少量ずつ回数を多くして食べる
1回の食事量が多いと、食欲が暴走しがちです。

1回の食事量は少なめにしましょう。いたずらに1日に食べる量を減らすことは、逆効果です。

朝食、昼食、夕食を少しずつ少なくし、おやつの時間に少量食べるようにしましょう。

おやつとして食べるものは、ジャンクフードは避けましょう。過食のスイッチが入るからです。果物、ヨーグルト、ナッツ、さつま芋などがオススメです。
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下痢の原因はアルコールの飲み過ぎ

アルコールを飲み過ぎた翌朝に下痢をする人もいます。

これは一時的に水分を摂り過ぎた事とそれによって消化液が薄くなったり、腸の動きが低下したことが下痢の原因です。

アルコール類を飲むという事は、普段では考えられないくらいの水分を一時的に摂っていることになります。

例えばビールを飲むのは簡単ですが、ビール瓶2本分の水やジュースを飲むのは、とても難しいものです。

なぜ、アルコールだと胃の許容量が増えてしまうのでしょうか。

それは胃がアルコールを吸収してしまうからです。本来、胃袋の仕事は消化のみで、吸収はしないのですが、唯一吸収するのがアルコールなのです。

飲む傍ら吸収してくれるので、飲もうと思えば、次々に杯を重ねることになるからです。

楽しんで食べることは生きていく上で欠かせないことです。ただ食べ過ぎると、下痢だけでなく健康を害する原因につながります。

食べ過ぎるとブドウ糖を代謝するインスリンが不足し、高血糖となり糖尿病にもつながります。

また、お酒を飲みすぎると、肝臓に負担がかかる為、下痢の原因になり、さらには痔が弱い方は、肛門近くに血液が停滞し、痔になりやすくなります。

アルコールはカフェインなどと同じ刺激物ですので、胃や腸に刺激を与え、腸の粘膜を荒らしてしまいます。場合によっては炎症を発生させてしまいます。

炎症を起こした胃や腸は食べ物をきちんと消化することはできませんから、消化不良による下痢が発生しやすくなります。

また、すい臓や肝臓への負担が増し、すい炎や肝硬変へと進んでしまうかもしれません。

さらに、新陳代謝が悪くなるので、美容にも悪影響を及ぼすなど、生きるのに必要であるはずの食べ物が、とんでもない結果を招いてしまいます。

ある程度お酒に強い方でも、体調によっては少ない量のアルコールでも大きな影響を及ぼします。また、加齢によってお酒に弱くなる場合もあります。

これからの時期、楽しいことばかりで気も緩みがちですが、自分の体から発されるサインは見逃さないようにしましょう。

これが引き金となって、下痢が続くようになってしまっては困りものです。

一時的な快楽を求めず、長い目で見て、ほどほどに楽しむようにしましょう。

冬場は加えて寒いですので、「冷え」も絡んできます。お酒を飲んで温かくなっても、体は冷やさないようにしましょう。

体が冷えてしまうと、下痢の原因になったり、ますます下痢が続く原因を悪化させてしまいます。
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●体力が回復せずにそのまま下痢が続く

年末は何かと忙しく、疲れもピークに達します。

体力が十分に回復しないまま、正月を迎え体調が弱っているところに、何か飲んだり食べたりすると、消化不良になりやすくなります。

それが下痢の原因となり、腹痛とともに下痢をしたり、特に冷たいものの飲食や、急に寒いところ、涼しいところに移動すると腹痛や下痢を起こしてしまうなどの症状が出たりします。

下痢とは無縁の方でもこの時期は、行事が目白押しでどうしても下痢になってしまう傾向にあります。下痢が起こるということは、体から何かしらサインが発されているのです。

●多い行事で生活のリズムが狂ってしまう
忘年会、クリスマス、お正月、新年会で食べるものも、生活のリズムも乱れてきます。

特に睡眠不足は自律神経を乱してしまいます。

そうなってくると、もしかしたら下痢が一時的なものでなく、慢性化し、下痢が続く恐れも出てきます。自律神経が乱れてしまうと、下痢だけでなく様々な体調不良につながります。

私達の身体には、生まれながらにして体内時計が組み込まれています。

サーカディアン・リズムという体内の日内周期によって、起床、活動、睡眠などのパターンに一定のリズムが刻まれています。

自律神経や内分泌系は、呼吸や循環、消化器の働きなど基本的な生命活動を調整するために働いていますが、生活のリズムが乱れると、そのバランスが崩れ、心も体も変調をきたしてしまいます。

ですから腸が弱い人は下痢の原因ともなるのです。あるいは疲れの原因ともなるのです。

ストレスによって脳が疲れると、更にストレスに対抗する力が弱まるといった悪循環が始まるのです。

このような悪循環で下痢が何年も続き、いつまで経っても治らないという人がいるのです。

脳と直結している腸の働きはストレスの影響を受けやすく、生活のリズムの乱れが下痢などの消化器系の不調となって現れる事が少なくありません。

年末やお正月は特に羽目を外しすぎて、食べ過ぎ飲み過ぎが下痢の原因となり、下痢が続いて大変なことになったというお話もよくききます。

お酒だけを飲むのではなく、何かしら食事と一緒に、楽しく適量を守って飲みましょう。
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●暴飲暴食で軽い下痢以外の病気

寒さの強まる真冬の時期は、風邪やインフルエンザの流行にも気をつけないといけませんが、胃腸も大忙しの年末シーズンは特に、意識して暴飲暴食に注意したいところです。

もし、暴飲暴食で胃腸への負担が大きくなると、どんな病気のリスクがあるのでしょうか?

胃がムカムカしたり、もたれたりする状態が慢性化していった時、まず発症する可能性が高いと考えられるのは急性胃炎や急性胃腸炎です。

①急性胃炎
急性胃炎を発症すると、吐き気や嘔吐、みぞおちの痛みや膨満感などの自覚症状があらわれます。

胃が健康な状態の時は、強力な胃酸から胃粘膜を守るため胃粘液が分泌されてバランス保たれているのですが、胃痛が慢性化することでこのバランスが崩れ、食べ物を消化する胃酸が過剰に分泌されて胃の粘膜が傷つき、荒れてしまうのです。

胃炎がさらに慢性化していくと、胃潰瘍(いかいよう)などの病気になってしまい、長期的な治療が必要になるケースもあります。

②急性胃腸炎
急性胃腸炎はウイルスが原因で発症するケースがほとんどなのですが、胃腸が弱ったり疲労やストレスで身体の免疫力が落ちている状態の時には、発症しやすくなります。

症状は胃だけでなく腸にまで症状が及ぎ、嘔吐や腹痛に加え、発熱や悪寒、下痢、全身のだるさなど、激しい症状に見舞われます。

胃腸の調子が悪いと、楽しいお正月も台無しになってしまいます。

暴飲暴食が原因で苦しい胃腸炎になり何日も寝込んでしまっては、せっかくの冬休みが楽しくなくなります。

そうならないためにも、ちょっと胃腸の調子がおかしいと感じたら、無理をせず胃腸を休ませるようにして、症状の悪化を防ぐことが大切です。
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●年末年始の胃腸の健康

そこで、胃腸の健康を保ちながら忙しい年末年始を乗り切っていくために、下記の事を意識して過してみましょう。

① 食べすぎ、飲み過ぎを控え、消化に良いものを食べる
まずは第一に、胃にダメージを与える「食べ過ぎ・飲み過ぎ」を控えることです。数日の間に忘年会などの飲み会が連続する場合は、短期間で胃の疲れが蓄積しないように自制することが大切になります。

特に、肉類やコーヒー、アルコール、強い香辛料、濃い目の紅茶・緑茶などは胃を刺激て胃酸の分泌を促す作用があるため、撮りすぎに注意しましょう。

② 少し調子が悪いと思ったら胃腸薬を上手に利用
相次ぐ忘年会で胃のもたれやむかつきなどを感じていても、仕事が忙しく病院に行けない場合、胃腸の調子を整える市販薬を使う方法もあります。

胃腸薬とひとことでいっても、胃酸を和らげるもの、胃の粘膜を保護するもの、食べ物の消化を促進するものなど、さまざまな種類があります。

それらの薬の効果を複数あわせ持ち、幅広い症状に対応する総合胃腸薬などもありますが、自分の症状にマッチした薬を選ぶためには、薬局などで薬剤師に相談しましょう。

③最良の方法は規則正しくバランスの良い食事習慣
健康を保つ秘訣はやはり基本的な事です。「規則正しく、栄養バランスの取れた食事」、これに勝るものはありません。

これは胃腸の健康を保つだけでなく、身体の免疫力を高め、病気になりにくい状態を保つという点でも大切です。

年末年始のシーズンは現実的になかなか難しいかも知れませんが、それでも、せめて自宅での夕食では鍋物やうどんなど消化に良いものを食べる、食事の間隔が不規則にならないようにするなど、「自分でコントロールできる範囲」のなかではできるだけ胃腸に負担をかけないよう意識することで、普段の飲食に関する行動が一つ一つ変わってくるはずです。

ぜひ、健康でさわやかな状態でお正月を迎えている自分をイメージしながら、忙しい年末を乗り切っていただければと思います。
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腸内環境を見直そう

内臓を元気にするには内臓にも休息時間が必要です。寝る前に食べる、または寝る前まで食べ続けてしまうと、内臓は寝ている間にも活発に動かなくてはならず、休んでいる暇がありません。

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は、今ほど添加物がなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。

正月のおせち料理などは日持ちを良くするため添加物がたくさん入ります。レトルト食品やコンビニ食品なども添加物がたくさん含まれます。こうした食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。

これらを常食すると、消化力の低下、冷え、自律神経のアンバランス等を招き下痢が続く体質を作り上げてしまいます。当然、腸内には60%以上の免疫細胞があるので、免疫力も低下します。

腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。

まずは腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。腸内環境を良くするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

冬にも多い食中毒で下痢に

下痢の原因は冬にも多い食中毒
下痢の原因となる食中毒ですが、実は意外なことに、食中毒が多い季節は冬なのです。

ジメジメとした梅雨や、暑い夏の時期よりその発生率は高いのです。
油断は禁物です。

年末年始を健やかに過す為に下痢の原因を作らないためのポイントを見てみましょう。

食中毒で下痢や嘔吐を起こす微生物

私たちの食べ物は、細菌やカビといった微生物にとってもおいしい食べ物です。

微生物には、食べ物を腐敗させたり、発酵させたりするなど、有害なものと有益なものがあります。

微生物は肉眼では見ることができませんが、あらゆるところに存在します。

例えば、土壌中、空気中、調理台の上、エアコン、人の手指など至るところに存在しており、そこから食べ物に微生物が付着します。

食品工場では衛生管理がされていますが、微生物を完全にゼロにすることは難しいです。

中でも食中毒を起こす微生物は、食品や容器を介して人体に入り、消化器に異状を起こす病気のことです。

食中毒菌がいても見た目や臭いは普通の食品とほとんど変わらないことがあるので注意が必要です。

その原因によって、「細菌性」「ウイルス性」「自然毒」「化学性」などに分けられます。

また、野菜や卵など加工される前の食べ物の材料にも、微生物は付着しています。

通常は加熱調理することによりこれらの微生物は死滅しますが、中には加熱しても生き残ることのできる微生物(耐熱性菌)もいるため注意が必要です。

食べ物にはすべて微生物が付いているものだと考え、対策を行うことが大切です。

食べ物の中で微生物が増える

食べ物に付着した微生物は、生育に適した条件(温度、pH、水分、栄養など)になると「分裂」により増殖します。

仮に10分に1回分裂する微生物が1個付着したとすると、10分後には2個、60分後には64個、5時間後には約10億個にまで増殖する計算となります。

微生物が増殖する速さは種類によって異なります。

生育に適した条件であれば、例えば腸炎ビブリオ菌では8分に1回、黄色ブドウ球菌では27分に1回分裂します。

また、微生物によって生育に適した条件もさまざまです。通常は30~37℃付近が生育に適した温度ですが、低温で増殖できる微生物(低温細菌)もいます。

微生物が増殖すると腐敗や食中毒のリスクが高くなる

これらの微生物が食べ物の中で増殖し、食べ物の成分が分解されることで、腐敗が起こります。

また食中毒の原因はいろいろありますが、食べ物の中で微生物が増えた結果として食中毒が起こる場合も多いのです。

このように、微生物の増殖は食べ物の腐敗や食中毒のリスクを高めていきます。

腐敗・変敗とは

腐敗とは、微生物の増殖によって食べ物の成分が変質し、食べられなくなる状態のことです。

同じように微生物によって食べ物の成分が変質する場合でも、人間にとって有用な場合には発酵と呼ばれます。

同じように微生物によって食べ物の成分が変質する場合でも、人間にとって有用な場合には発酵と呼ばれます。

例えば、代表的な発酵食品である味噌や醤油、ヨーグルトなどは、微生物の力を借りて大豆や乳の成分を変質させてつくられます。

下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こす食中毒

①細菌性食中毒
サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌など

②ウイルス性食中毒
ノロウイルス、ロタウイルスなど

③自然毒食中毒
フグ毒、毒きのこ、トリカブト、じゃがいもの芽の部分など

④化学性食中毒
農薬、洗剤、食品添加物、水銀・鉛などの化学物質

食中毒は夏に多い細菌性と冬場に多いウイルス性

さまざまな原因によって引き起こされる食中毒ですが、そのほとんどは細菌性とウイルス性です。

細菌は高温多湿を好んで増殖するため、細菌性食中毒は、梅雨や夏の時期に多く発生します。

一方、ウイルス性食中毒は冬場に増加します。

低温や乾燥した場所で長く生きることができるウイルスは、寒い冬が大好きです。

食中毒の原因は約4割が細菌、約5割がウイルスによるものです。

ノロウイルスは特に注意

中でも、最も多いのが強烈な嘔吐や下痢を伴うノロウイルスによる食中毒です。

このウイルスは感染力がとても強く、感染規模が拡大することも多いため、結果、発生件数もダントツなのです。

ちなみに、ノロウイルスによる食中毒は、年間の食中毒患者数の半分以上を占めています。

ノロウイルスの発生原因は、牡蠣などの二枚貝の生食で起こり、少量でも感染しやすく一気に拡大するため患者数も最多となります。

ノロウイルスは感染力が強いので特に注意が必要です。激しい下痢と嘔吐に悩まされます。

他にも、季節を問わず調理の仕方で起こるもの

・カンピロバクター……主に鶏肉の生食、加熱が不十分な肉

・腸管出血性大腸菌……汚染された食品(惣菜など)、生や加熱が不十分な肉など

・ウェルシュ菌……カレーやシチューなどの煮込み料理など

・黄色ブドウ球菌……汚染された食品(おにぎりなど)

なお、自然毒は春や秋に増える傾向があります。

冬場の食中毒の防ぎかた

食中毒予防の三原則は細菌やウイルスを「つけない・増やさない・死滅させる」ことです。
①つけない
●爪の先や指の間、手首など、手をまんべんなく丁寧に洗う。

●調理に使う器具や食器、手を拭くタオルなどを清潔に保つ

●生の肉に触れたものは、加熱しないで食べる食材としっかり分けておく

②増やさない
●房器具の近くでは細菌が増えるので、少しの時間の保管場所でも温かい所は避ける

●余分な食材や料理などは冷蔵庫や冷凍庫に入れ、細菌が好む温度帯を避け増えないようにする

③死滅させる

●しっかり加熱することで死滅させる

●食材の芯の部分まで火や熱を通すようにする

加熱しても毒素が残るものもあるため、まずは「つけない」「増やさない」を徹底することが重要です。

また、アルコール消毒で多くの細菌・ウイルスを消毒できますが、ノロウイルスは死滅しないため、こちらもやはり「つけない」ための工夫を意識しましょう。

そして同時に、食中毒に負けないよう、食事・睡眠・適度な身体活動での体の土台作りも忘れないでくださいね。

特に冬場は冷えによって胃腸が弱りがちです。温かいメニューでは食材にもしっかりと火を通すので、胃腸を労わりながらの食中毒予防にもつながります。

腸内環境を整えよう

昔から「冷えは万病の元」と言われてきました。しかし、現代は暖房が行届き、昔の様に手足が冷たく感じることはなくなってきました。

それなのに、「冷え」で悩む人が多いのは、基礎代謝が落ちているため、必要なエネルギーがうまく作りだせない、あるいは血液の循環が悪いからです。

体の隅々まで酸素や栄養を運ぶことが出来なくなり、当然腸も活発に働けなくなります。

腸内細菌は減り、腸内環境は悪化、免疫細胞も低下し、食中毒にかかりやすくなります。

逆に腸内環境をしっかり整えると、血液の循環、体温上昇、免疫力アップなど健康的になり、病気に負けない丈夫な身体に変化します。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

下痢の原因は寝せたカレー

下痢の原因・一晩寝かせたカレー
下痢の原因は様々ですが、日々調理をする時の心構えで、下痢にならない様にすることが出来ます。

逆を言えば、つい大丈夫だろうという過信から下痢の原因をつくる可能性はあるのです。
例えば、多くの人が大好きなカレーの例を考えてみましょう。


目次
・下痢の原因は一晩寝かせたカレー  ・下痢の原因となるウエルッシュ菌とは  ・100℃になっても死なないウエルッシュ菌  ・嘔吐毒出す菌 ・腸内環境を強化しよう

下痢の原因は夏でも冬でも一晩寝かせたカレーから

カレーは日本人が大好きな料理の一つです。

作ったカレーを、そのまま室温で置いているご家庭も多いことと思います。

しかし、このカレーは一度しっかり煮込んだから大丈夫と過信しがちです。

夏はもとより冬でも、一晩寝かせたカレーでは、食中毒が起こりやすくなるリスクがあります。では、一晩寝かせたカレーは、なぜ危ないのでしょうか?
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大量に作る事の危険

カレーは大量に作ることが多い料理です。一度にたくさん作って「2日目のカレー」を楽しみにしている方も多く、全部を食べきらずに鍋のまま室温で置いておくご家庭も多いことでしょう。

しかし、実はそんな「一晩寝かせたカレー」で悲しい食中毒事件が起こりやすくなっているのです。

実は、作った時にしっかり加熱していても生き残ってしまう菌がおり、保存している間にその菌が増殖してしまうのです。

それはしっかり煮込んでも生き残るウエルッシュ菌です。

下痢の原因となるウエルッシュ菌とは

食中毒予防の3原則は「つけない・ふやさない・やっつける」です。

カレーを作る際に、ほかの食材や調理する人から菌が「つかない」様に衛生に注意して料理をします。

カレーをしっかり高温で煮込むことで、菌を「やっつける」こともできています。

ところが「一晩寝かせたカレー」は「ふやさない」の部分が抜け落ちてしまいます。

その原因となるのが「ウェルシュ菌」という細菌です。煮込んでも生き残る「ウェルシュ菌」なのです。
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①ウェルシュ菌は100度になっても死なない

ウェルシュ菌は、自然界に幅広く生息している細菌で、カレーの材料になる肉や魚介類、野菜に付着しています。

またカレーは大量に加熱調理されることが多い上に、室温で数時間放置されることが多いという点が菌を繁殖させてしまうのです。

空気を嫌う性質があるため、カレーやシチューの鍋底のような酸素が少ない環境で増殖します。

また、硬い殻を持った「芽胞(がほう)」を作るのですが、この芽胞は通常の状態の菌とは違い高温に強く、100度で数時間加熱しても死なないため、カレーの鍋の中で長時間煮込まれても生き残るのです。
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②ウェルシュ菌は温度が下がると増殖し始める

この「芽胞」のままであれば人体に被害を起こすことはなく、増殖もしません。

しかし、いったん加熱した後、ウェルシュ菌が好む室温くらいまで鍋の中の温度が下がると、「発芽」して菌が目を覚ますことで急速に増殖を始めます。

これが「一晩寝かせたカレー」で食中毒が起こる元凶になるのです。

「一般的に菌は熱に弱いとされていますが、中には熱抵抗性が強い菌もあり、ウェルシュ菌もそのタイプです。

ウェルシュ菌は『芽胞』(がほう、細菌の胞子のようなもの)をつくり、この芽胞は熱に強くて100℃で1時間加熱しても生き残ります。

そしてカレーが50℃前後に冷めると芽胞が芽を出して繁殖を始めます。

加熱調理されたカレーをそのまま放置すると、今の時期はなかなか冷めないので、ウェルシュ菌が繁殖する至適温度(43~45℃)や増殖可能な温度帯(12℃~50℃)が長く保たれます。

特に至適温度下(最適な温度)では、死滅しなかった菌が爆発的に増殖するのです。
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③ウエルッシュ菌はエンテロキシン毒素を作る

体内に入ったウェルシュ菌は、腸管内で増殖して芽胞をつくりますが、芽胞をつくるときにエンテロトキシンという毒素をつくります。

その毒素によって、下痢や腹痛といった食中毒特有の症状が現れるのです。

ウェルシュ菌は10時間後くらいから発病します。症状としては、ウェルシュ菌で汚染された料理を食べてから約6~18時間(平均10時間)後に、腹痛、下痢などの腹部症状が起こります。


カレーの保存方法・加熱方法
カレーに限らず、食中毒予防のためには「料理ができたらすぐ食べる」が鉄則ですが、カレーは大量に煮込んで作り、翌日以降に食べることも多い料理です。

そこで、翌日以降までカレーを保存したい場合は、ウェルシュ菌が繁殖しやすい20~50度程度の温度帯になる室温で長時間放置しないように、できるだけすばやく粗熱を取って、

1回で食べきれる分ずつ厚みの少ない容器などに小分けにし、冷蔵庫(翌日食べるのであれば冷蔵でもOK)や冷凍保存しましょう。

たとえ真冬でも、最近の住宅は暖房などで部屋の温度が下がりきらないこともあり、室温での長時間保存は禁物です。

家庭で調理したカレーの場合、冷凍保存の場合でも1週間以内には食べ切って。

冷凍保存したカレーも、必ず食べる直前に鍋に移してかき混ぜながら、しっかり中心部まで再加熱して熱いうちに食べるようにしましょう。

予め鍋に牛乳などを温めておいて、そこで溶かすようにして加熱すると焦がさず上手に温められます。

カレーの場合、匂いや色の変化がわかりにくく腐敗に気づかないので、冷凍保存してあっても食べる時には注意して下さい。
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ウェルシュ菌はカレーだけでない

ウェルシュ菌はカレーだけでなく、スープやシチューなどすべての煮込み料理でリスクがあります。再加熱には充分中まで火が通る様に、しっかり加熱しましょう。

また一度にたくさん作る時は、食べる分だけカレーのルーを入れるのも一つの方法です。

鍋の具材がサラサラして、粘りがないため空気が入りやすく、ウエルッシュ菌の繁殖を防ぐことが出来ます。

加熱する際にも焦げ付かなくて済みます。

下痢の原因となる加熱しても死なない他の菌類

ウェルシュ菌以外にも、加熱しても死滅しない菌にセレウス菌、ボツリヌス菌があります。調理の際は「加熱したから大丈夫」と過信しないようにして下さい。

①下痢の原因となるセレウス菌とは

セレウス菌は、土壌細菌のひとつで、土壌・水・ほこり等の自然環境や農畜水産物等に広く分布しています。

食品を汚染することが多く、特に穀類、豆類、香辛料などはセレウス菌に汚染されていることが多いと言われています。

熱に強い殻(芽胞)をつくることが特徴で、この芽胞は100℃で30分加熱にも耐え、増殖する際に毒素を出します。増殖に最適な温度は28〜35℃です。

●セレウス菌は嘔吐毒をだす
セレウス菌はセレウリドと呼ばれる嘔吐毒を作ります。

嘔吐毒は食品中でつくられ、食品と共にこの毒素を摂取することで食中毒が発生します。

嘔吐毒は熱や酸、消化酵素に強く、体内では分解されません。

セレウス菌による食中毒は、通常、人から人へは感染しません。

なお、免疫が抑制された人では、セレウス菌は・吐き気、下痢、腹痛、菌血症、心内膜炎、髄膜炎、肺炎を起こすことがあるので注意が必要です。

嘔吐型で3は平均2時間~3時間、下痢型は8時間~16時間で発病します。

セレウス菌が繁殖する食品は米飯及び焼き飯等米飯の加工品、スパゲティ、肉類、スープ類、焼きそば、プリンなどがあります。
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②ボツリヌス菌

ボツリヌス菌はボツリヌス菌は、自然界でもっとも強い神経毒を産みだす、恐ろしい細菌です。

ボツリヌス菌は私たちの周りの土の中 や泥の中に沢山生息し、芽胞と呼ばれる状態でいます。

この芽胞の状態は、ボツリヌス菌にとっては休眠状態であり、活動することはできませんが、長い期間を耐え抜くことができます。

そして、ボツリヌス菌は発育に適した環境になると、芽胞から芽を出し活動を開始するのです。

実はボツリヌス菌は空気に弱い嫌気性細菌です。そのため、空気に触れている間は活動しません。

●ボツリヌス菌は自然界で最も強いボツリヌス毒素を出す
ボツリヌス菌が発育するのは、空気に触れていない密閉された空間、ボツリヌス菌が生きるために必要な水分、栄養素がある、という3つの条件が合わさった場合に限定されます。

この3つの条件が合致した時に、ボツリヌス菌は、自然界でもっとも強いと言われているボツリヌス毒素を産み出しながら発育するのです。

●ボツリヌス菌食中毒は早めの処置を
インフルエンザA型もインフルエンザの中では最強の分類ですが、自然細菌としてはボツリヌス菌が最強です。

ボツリヌス毒素の毒性は強力で、自然界では1番強いと言われており、過去には、そのあまりの強さから化学兵器として利用されていたこともありました。

ボツリヌス毒素を食べると、神経系統に作用し筋肉を弛緩させ最悪の場合呼吸ができなくなって死亡する場合もあります。

普通の食中毒とは違うので、放置せず早めに処置しましょう。

ボツリヌス菌による食中毒の症状には、下痢、嘔吐、腹痛と合わせて、物が二重に見え始る、ろれつが回らなくなる、口が上手く動かせなくなる、

四肢の動きが肩、手、足と段々と動かし難くなり移動が困難になる、といった症状が現れます。

そして、更に時間が経過すると、体の深部にある呼吸関連の筋肉にも麻痺が広がり、呼吸が止まってしまうこともあるのです。

●ボツリヌス毒素が繁殖する食品
ボツリヌス毒素は、恐ろしい毒素ですが、実は加熱することで無害化させることができるので、何らかの理由でボツリヌス菌が含まれることが疑われる食品を食べる際には加熱するのが良いでしょう。

ボツリヌス菌は、細菌性食中毒とは異なり、高温多湿の環境で発生する訳ではなく一年を通じて発生しています。

国内で発生した件数も多くなく、季節と発生件数の関係について詳しくわからないです。

過去、国内で発生したボツリヌス菌による食中毒は、井戸水、アユのいずし、あずきばっとう、ハチミツ、などがあります。

原因の食材も季節もバラバラとなっています。このことからボツリヌス菌による食中毒と季節との関連性は低いと考えられています。

乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある蜂蜜を食べさせるのは避けてください。

乳児が蜂蜜を食べて死亡した例もあります。
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腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。腸内環境の良し悪しで、下痢になる人、病下痢にならない人が決まります。

実際、同じものを食べても下痢になら人は腸内環境が非常に良い人です。

悪い物を食べても腸内で有害菌が繁殖せず、速やかに体外に排出できるからです。

下痢の改善には最優先として、腸内環境をしっかり整えてみましょう。

下痢の改善は一段と早くなります。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

ビタミン過剰摂取で下痢に

下痢の原因はビタミン過剰摂取で下痢になる
下痢の原因は様々ですが、急性な下痢でないものは、主に食習慣が下痢の原因となることが多いようです。

特に健康に良いと言って、過剰に一つのものを摂り続けることによる、過剰な栄養で下痢になる事があります。

では、どんなものがあるのかご一緒に考えてみましょう。


目次
・過剰摂取の栄養素  ・過剰摂取の下痢とは?  ・下痢やほかの症状  ・腸内環境を強化しよう

下痢の原因となる過剰摂取の栄養素

①ビタミンA
ビタミンAは大きく分けると緑黄色野菜などに含まれる「βカロテン」 と動物レバーなどに含まれる「レチノール」があります。

食べ物からはにんじん、緑黄色野菜、レバー、マーガリン、バター、卵黄、鰻 などに多く含まれます。

効 能:眼、皮膚、粘膜の機能保護、癌の予防や抑制作用

欠 乏:夜盲症(とりめ)、肌荒れ・皮膚炎、子供の成長障害

過 剰:レチノール過剰で吐き気、嘔吐、下痢、手足の痛み、睡眠障害など

妊娠している方はビタミンAの摂り方に注意!
ビタミンは、いろいろな代謝を行っている肝臓に蓄えられます。ビタミンA、D、E、Kは親油性のビタミンです。

脂肪に溶け込むので、肝臓ばかりだけなくて全身の脂肪細胞に相当量を蓄える事ができます。

親油性ビタミンの中で、妊娠をしている方が注意していただきたいのはビタミンAです。

母体には影響は出ませんが、母体内の胎児の成長に影響します。

ビタミンAを摂取される場合はβ-カロテンの形で摂取されれば、問題ありません。

β-カロテンの形で体内に過剰した場合は、体内でビタミンAに変換する際の変換量が一定なので、過剰症が起きません。

ビタミンAを摂るなら植物からβ-カロテンとして摂取することをおすすめします。
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下痢になる過剰摂取の場合とは

ビタミンAは植物性(β―カロチン)の場合であれば、過剰症は起きません。

下痢になるなど症状が起きる場合は動物性のものレチノールです。

レチノールは、80%以上の吸収率をもったビタミンAで、動物性食品にたくさん含まれています。

脂溶性のため体内に留まる特徴があり、それが肝臓に溜まり、頭痛、吐き気、下痢、肝臓肥大などの副作用を引き起こす可能性があるのです。

特に、コレステロールの数値が上昇してしまいますので注意しなければいけません。

一番レチノールを多く含む食材は、鳥レバー、豚レバーと言われています。

レバーは栄養が豊富だから、美味しいから、好きだからといって食べ過ぎには注意しましょう。


②ビタミンD
ビタミンDは食物からの摂取に加え、体内で作ることもできる栄養素ですが、体内合成のためには皮膚に紫外線をあてる必要があります。

そのため、屋外で過ごす時間が短い人や紫外線対策を厳重にしている人は、平均値よりも大きく不足してしまう可能性があります。

春から夏にかけて、紫外線が多い正午頃に30分程、顔や手足を日光にさらすことで、十分なビタミンDが皮膚で生成されます。

ビタミンDには、きのこ類に多く含まれている植物性ビタミンD2、魚肉や魚類の肝臓やバター、卵黄などに多く含まれる動物性ビタミンD3があります。

植物性ビタミンD2:きのこ類
動物性ビタミンD3:サケ、マグロ、サバなどの脂肪性の魚、魚類肝臓•牛のレバー、バター、チーズ、卵黄など

効 能:骨の成長や骨の再生、細胞増殖、神経筋、免疫機能、クル病・骨軟化症・骨粗しょう症などの予防

欠 乏:呼吸器感染症や呼吸器疾患、自己免疫疾患、各種がん、糖尿病、痴ほう症、うつ病、

過 剰:尿毒症、食欲不振、便秘、嘔吐、下痢
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下痢や他の症状を起こす過剰摂取の場合

初期のうちは食欲不振、口渇、倦怠感、頭痛など、ついで悪心、嘔吐、下痢が起こります。

肺、心臓、皮膚、関節など多くの部位にカルシウムがたまり、いろいろの病気を起こします。

特に腎臓にはたまりやすく、尿路結石をつくります。長く続くと尿毒症を起こします。

このようなビタミンD過剰症では、いったんできたカルシウムの沈着は簡単にはとれませんので、過剰摂取にならないように特に注意が必要です。

ただ、ビタミンDの副作用は、ごく短期間だけ過剰摂取したとしても、すぐに尿毒症や体調不良が、起こるわけではありません。

ビタミンDが多く含まれる食品のほとんどは魚類なので、毎日よほど大量の魚を食べない限り、副作用の心配はほとんどありません。

これらの副作用が起こるのは、1日あたりの適量の摂取量の10倍以上を、長期間摂取した場合です。

サプリメントで大量に摂取しない限り、普通の食事をしていれば、副作用のリスクはほとんど無いといえます。

サプリメントから摂取する場合も、パッケージに表示されている、1日あたりの摂取量を守っていれば、同じように副作用の心配はありません。

もちろん、体質によってはビタミンDを少し多めに摂っただけで、副作用が起こる可能性はゼロとはいえませんが、今までそのような報告はないようです。

なお、骨粗しょう症の改善には、カルシウムとビタミンDを一緒に摂取すると、効果が高いので、サプリメントを利用される方もおられます。

この場合も、1日あたりの摂取量を守って、副作用を避けたいものです。両方を同時に過剰摂取すると、ビタミンDだけの過剰摂取よりも、副作用のリスクが高くなるので、ご注意ください。

単品のビタミン剤はやめよう
ビタミンは本来、食事から摂るべきものです。ビタミンの過剰摂取の背景には、食事に手間と暇をかける事ができない状況なのに、健康指向を目指す現代人の健康不安があります。

食生活を改善したいが、時間が足りないので、いわゆるサプリメントに頼ります。

特定のビタミンを過剰に摂ると過剰症が起きます。

もし、ビタミンを摂るならば単品のビタミン剤は避けて複合型のビタミン剤を摂るようにしましょう。

合成のビタミン剤は出来るだけ避けましょう。植物由来の自然のものから出来たビタミン剤を選ぶようにして下さい。
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腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。

私達は食べることで健康を維持できていますが、腸内環境が悪化すると、食べた物を充分に栄養として有効活用できなくなります。

むしろ、食べた事で充分に消化されないで害を被る事もあります。

まずは腸内環境を正しく整えましょう。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

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